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【ソウル15日聯合ニュース】地上波放送局3社がドラマ中心の韓流コンテンツで日本のネットユーザー攻略に本腰を入れている。
国営放送KBS系列のKBSインターネットは、昨年末に無料テストサービスを開始した「KBSダウンロードモール」を先月28日に正式オープンした。MBC系のiMBCも3月17日に日本公式サイト
「MBC JAPAN」をオープン。SBS系のSBSインターネットは、国内サイトでグローバルサイトページを運営中だ。いずれも提供している番組に日本語字幕を入れ、国内向けサイトとの差別化を図っている。
現在も国内放送局のビデオ・オン・デマンド(VOD)サービス利用者に日本など海外のネットユーザーが占める割合は高いが、言語上の問題がある。日本は韓国ドラマの最大輸出市場で、付加版権市場も最も大きい。
このため各局とも、長期的な観点で日本のネットユーザーを顧客に取り込もうと手を広げている。日本語サイトの運営を通じ、韓流市場を拡大するとともに、日本国内でのリアルタイムな番組広報を攻撃的に展開していく計画だ。
KBSインターネット関係者は「日本では2002年からネット上のVOD市場が動き出したが、日本のコンテンツは著作権問題が複雑な上、制作者側のニューメディアに対する抵抗感も大きいことから、
これまで韓流コンテンツがその市場を満たしてきた」と話す。そうした中で、さまざまな関連サイトが誕生しては消え、これを見守ってきた放送局が「直接サイトを運営するときが来た」と判断したという。
iMBC関係者は「日本向けサイトをオープンしたのは、日本国内のMBC番組公式窓口を作る意味から」と説明した。日本の視聴者の韓流に対する渇きを解消すると同時に、MBCの認知度を高め、究極的には売り上げにもつなげようというものだ。
KBSダウンロードモールの会員数は、現在6500人。KBSインターネットはまず、来年下半期までに少なくとも3万人まで拡大する計画だ。
同社関係者は「まだ日本の韓流コンテンツVOD利用者数は爆発的な増加勢を見せていないが、需要層は明らかに形成されている」と指摘した。今回のサイトオープンで、そうした層を育成していく考えだ。