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浪速の唄う巨人 パギやん参上！
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「袋井・円通寺でコンサートをした帰り、一泊する予定だったが急用が入り、
次の日の午前中までに大阪に帰らなければいけなくなってしまった。
新幹線を乗り換えるために浜松で下車した際、加藤という駅員が女性客と和やかに
談笑しているのを見て苛立ちを覚えるが、
他に適当な人物がいなかったので、加藤に切符を渡す。
加藤「お客さん、これ明日の切符ですよ」
パギ「分かってる。急用が出来たから自由席で帰ることにしたんや」
女と話した余韻でまだ笑っている加藤に再び不快感を覚える。
加藤にスタンプを押してもらって、切符を手に戻す。新幹線の電光時刻表を見ると、
次の電車には一時間以上も時間がある。これでは名古屋発の大阪行きの最終に間に合わない。
加藤に問いただすと、案の定この電車では大阪最終には間に合わないという。
払い戻せと言っても加藤は「一度スタンプを押したものは」と、きかない。
加藤は自分の切符が大阪行きであるのを見たのにも関わらず、
それが間に合わないと知りながらスタンプを押したのだ。
自分は袋井で、大阪に帰るのに間に合うと踏んでここに来たのに、
それが間に合わないのは加藤の責任ではないのか。
腹立たしさのあまりに加藤の頬を平手打ちにした。加藤は何するんだと怒鳴る。
窓越ではこれ以上攻撃ができないので駅員室に進入。
加藤は上司とおぼしき人に守られている。俺はそのまま叫び続ける。
「袋井の駅員とここの駅長と助役、JR東海の責任者、いますぐここへ呼べ！
警察にも通報しろ、おんどれら覚悟せい！！加藤！出て来い、加藤！」
加藤はすっかり青ざめている。「加藤、何でお前は笑ってたんじゃい！」
しかし加藤は生意気にも質問にも答えずにそのまま「何でお客さんは殴ったんですか」と言った。
間髪入れずもう一発、こんどはこめかみに７０％ぐらいで平手打ちを見舞う。
「答えんかい、誰に口答えしとるんぢゃあぁ、加藤２１歳！
答えろ、なんで言わなかった、なぜ俺を侮辱した、答えろ！！」
ケンカは強い方が勝つ、例外は無い。生意気な相手には上下・強弱関係、
並びに、なぜ自分が責められているのかを、恐怖心とともに心底から意識せしめねばならない。
そのうち管理職らしき人物達が出てきたのでここで俺は次の作戦に出る。
駅職員、乗客、その他周辺にいる人々へアピールした。
「みなさん、聞いてください。こいつら嘘教えよんねん。乗れもしない電車の切符売りよんねん。
払いもどしてくれへんねん。みなさ～ん、駅員は信用できません、浜松のJR職員は詐欺師で～す」
もう勝利は目前だ…