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【台南(台湾)8日時事】台湾の馬英九総統は8日、日本統治時代に中南部、嘉南平野の
水利事業に尽力した金沢市出身の日本人土木技師、八田與一氏の慰霊祭に参加した。同日は
八田氏の命日で、馬総統が慰霊祭に参加するのは昨年に続き2回目。台湾農業の発展に貢献
した日本人を慰霊することで、対日関係を重視する姿勢を強調するのが狙いとみられる。
慰霊祭は、八田氏が水利事業の一環で完成させた台南県官田郷の「烏山頭ダム」で行われた。
馬総統は八田氏の遺族も参列する中、「台湾の発展に偉大な貢献をしてくれた八田技師に感謝
する」と述べた。
烏山頭ダムは完成した1930年当時、アジア最大のダムとされ、80年近く経た今でも
稼働している。このため、台湾大学農学部長の陳保基氏らは同日、同ダムの世界遺産登録に
向けた日本政府の支援を得るため、署名運動を始めると発表した。
時事通信社 2009/05/08 16:36
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