09/05/05 12:46:02
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▲ロンドンの会社員は通勤途中、パディントン駅スシ・チェーン店に立ち寄って寿司を楽しむ。
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英国ロンドンでオリエンタリズムはもはや一部階層の専有物でも、偏見混じりの視線を受ける変な趣
味でもない。食品とファッションで吹き始めたオリエンタル風が建築からインテリア、生活様式にまで
入り込んで西欧世界の心を捕らえている。オリエンタル風はインドや中東から中国・日本・韓国など東
アジア文化圏に移っている。
ロンドン中心部にあるパディントン駅。19世紀初めに建てられた古風な駅舍の真ん中に回転ズシが
休むことなく回っている。米国ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」で流行の最先端をいくキャリーが「優
雅に」マンハッタン・スシバーを訪れたのは数年前だ。しかし、パディントン駅スシ・チェーン店はすでに
ウドンやハンバーガーのように忙しい会社員たちの通勤食として愛されている。スシを持ち帰る英国
のジェントルマンに‘生の魚は大丈夫か’と言う質問はナンセンスだ。油っこいころもで覆われた‘フィッ
シュ・アンド・チップス’よりカロリーが低くて健康によいと認識されている。
健康を考えるイギリス人たちは愛するカーペットをはがしている。カーペットはアトピー性皮膚炎を誘
発するハウスダストやダニの温床なので、フローリングにする家が増えている。すると今度は多世帯
住宅などで階の上下で騷音問題が起きた。西洋人は室内でも履き物を履くためだ。イギリス公営放送
BBCサイトで熱い論争が起きた時、結論は「カーペットをまた敷こう」ではなく「履き物を脱ごう」だった。
ロンドン西方の産業都市スロー(Slough)。2年前に新築されたモザイク・アパートには西欧人伝統の加
温装置であるラジエーターがない。最近、家を改造する余力のある富裕層はふろ場から床暖房に変
えて行くことがはやっている。そこに日本産ヒノキの浴槽まで置けば彼らが羨む「自然主義生活」が完
成する。床暖房が韓国のオンドルが起源という事実はある程度の専門家ならみな知っている。オンド
ルは英国ブリタニカ事典に‘on-dol’と表記されて「韓国の床暖房方式」と紹介されている。
健康と親環境生活様式を追い求めるイギリス人にオリエンタル風は‘自然’と通じる同義語だ。インテ
リア事業をするクロイ・エルボリ(29)はこのごろ韓国の伝統民画を素材にした壁紙を新しい家に貼るの
にうきうきしている。楊柳に燕が飛ぶデザインの壁紙で、彼女の夫は「自然を家の中に引き入れた感
じ」と妻の選択をほめた。エルボリ夫妻の家は寝室にまでペチカを入れた西欧式だが、韓国風壁紙を
貼った。「すごくよく似合って平和で楽しい雰囲気が気に入っている」と夫婦は言う。
昔の韓国庶民の民画がイギリス上流層の寝室に調和していることは本当に妙だ。この家のトイレとふ
ろ場には日本から持って来た蓮華紋タイルなどを貼ってオリエンタル風を伝えていた。インドネシアの
スマトラ島から空輸したさざれ石、化石化木(fossilized wood)、瑪瑙などで作られた掛け金も東洋風趣
味を示す。彼らは新しいインテリア・デザインのブレークスルーを東洋に求めているようだった。
(中略)
彼らはすでに生活全体に東方を受け入れている。しかし、無批判に受容したり洋式を完全に捨てるの
ではない。多様な文化遺産に各自の感性を載せて組み合わせる知恵を発揮する。ある者はオリエン
タル風が西欧の反物質運動の影響だと言う。しかし最近のオリエンタル商品は相対的に高価であるう
え、このような流行自体がアジア各国の経済発展を反映する側面もある。東方の遺物を一気に処理
した過去の様相とも違う。漠然としたあこがれや排斥ではなく、お互いのスタイルを混ぜて未来を志向
するという点で望ましい傾向だ。
ロンドン=パク・ジョンギョン自由寄稿家
ソース:中央日報(韓国語) ロンドンは今、カーペットを取り除けてオンドルを敷く
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関連スレ:【英国】韓国型オンドル、イギリス高級住宅に[09/28]2006
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【韓国】オンドルや伝統…韓式家屋を愛する英国人[06/27]2005
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