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「大韓帝国最後の息づかい」エミール・ブルダレ著|チョン・ジングク訳|1万6500ウォン
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▲旅行中の両班
「西大門近くに最近設置された橋がある。この橋を経て慶喜宮に渡る。この慶喜宮には新しく修理さ
れた離れ座敷一つがあるだけで閲兵式の日にこちらにお出ましになった君主が腰を据える。(…)
昔の軍事学校横には劇場がある。わずか数ヶ月前に変わったものだ。.」
100余年前、大韓帝国に4年間滞在したフランス考古学者エミール・ブルダレ(Bourdaret, Emile).が描
いたソウルの風景だ。鉱山開発と係わって技術指導した彼は1901年から1904年まで大韓帝国に滞
在しながら朝鮮人と朝鮮文化を細く記録した。最近翻訳された《大韓帝国最後の息づかい》で彼は旧
韓末激動期の朝鮮の状況を簡潔な文体と数十枚の白黒写真で見せてくれる。
「朝鮮人はかなり大きく見えて体格も立派だ。中国人のようにノーマルなモンゴルタイプではない。ほ
お骨もあまり飛び出しておらず肌ももっと明るい。とても知的な目がきらめき、柔らかくて善良な表情に
驚かされる。要するに朝鮮人は善良な子供のようで気立ても良く見える。」
ブルダレは鉄道技術の諮問も引き受け、鉄道局に関する記録やソウルから開城、平壌の間の鉄道に
関する記録も目立つ。開港以後形成された外人租界地域のダンスパーティーと外国公使官らの交流
状況もおもしろい。
市内を歩き回って劇場で俳優にモーションをかける両班たちの偉ぶる姿、食べて飲んで酔う'食い意
地のはった'姿、客が値段を問うても答えなかったり紛らしてしまう通りの物売りたち、毎晩都市全体を
鳴らすきぬた打ちの音、眠れないほどばたばたするオンドル部屋、通りのどこにでも倒れて寝る人々、
ぼろを着て山や田の上でダンスをするように種子を振り撤く姿、川辺で魚を釣って内蔵も取らずに味
付けし、骨ごとかんで食べる釣り人たち…。姑が威勢をふるう「姑の国」と迷信が幅を利かせる「巫俗
の国」、極端で浪費の多い「官僚制の国」という指摘も漏らさない。
彼はまた日帝の侵略野望を看破して偽造貨幣導入まで注目し観察する。朝鮮の米を貪った日本人た
ちは質のよい米は日本に送り、その空きを日本の質の悪い米で補う過程で、ニッケル偽造貨幣で決
済するのを見て、「日本人たちが密輸屋であるうえに比べるもののないにせ金製造者という事実を確
かに指摘せざるをえない」と書いた。本に載せられた30枚の白黒写真も資料的価値が大きい。
ソース:韓国経済(韓国語) 100年前大韓帝国…夜にはなら全町内きぬた打ちの音が…
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