09/05/02 19:06:57 BE:406782634-BRZ(10012)
台湾外交部、日本代表発言に厳重抗議
5月2日18時51分配信 産経新聞
【台北=山本勲】台湾外交部発表によると、夏立言・政務次長(外務次官)は1日、齋藤正樹・日本交流協会台北事務所代表を
呼び出し、齋藤代表が同日の講演で行った「台湾の主権は未定」との発言に対し遺憾の意を表明、厳重抗議した。
齋藤代表は「純然たる個人の見解であり、日本政府代表としての発言ではない」と弁明、講演主催団体に発言撤回を求めた。
台湾各紙の報道によると、齋藤代表は1日午前、嘉義県の中正大学で講演し、先に馬英九総統が「1952年の中日条約
(日華平和条約)により日本が台湾の主権を中華民国に返還した」と述べたことに反論した。
齋藤代表は「サンフランシスコ条約と日華条約に基づき日本は台湾の主権を放棄したのみで、台湾の地位は未定であり、
これは日本政府の立場である」(聯合報紙)と発言したとされる。
日本政府の見解は「日本はサンフランシスコ条約で台湾の主権を放棄したがどこの国に対して放棄したか明記しておらず、
台湾がどこに帰属するか発言する立場にない」(町村信孝外務大臣、2005年5月13日の国会答弁)というもの。
これに基づけば、事実上の政府代表である齋藤代表が台湾の地位が未定か否かを論断するのは不適切だろう。
昨年5月の馬英九・国民党政権の発足以来、尖閣諸島の領有権問題などで微妙な日台関係が続いているだけに、
齋藤代表には慎重な発言を望む声が当地の日台関係者から聞かれる。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)