09/04/30 08:23:10
韓国の盧武鉉前大統領(62)は30日、有力後援者による600万ドル(約5億8000万円)余りの不正資金供与疑惑でソウルの最高検に
出頭、事情聴取を受ける。最高検は収賄容疑での立件を目指しているもよう。韓国メディアによると、逮捕はせず在宅起訴となる公算が
大きい。前大統領は30日早朝(日本時間同)弁護士らを伴い韓国南部・金海市郊外の自宅を車で出発した。
韓国で大統領経験者が事情聴取を受けるのは1995年に逮捕された盧泰愚、全斗煥両氏に次ぎ3人目。清廉さが看板の前大統領の
聴取は国民に衝撃を与え、前大統領の流れをくむ野党民主党に大きな打撃となるのは確実だ。
韓国メディアによると、問題の金は権良淑夫人が2007年6月に受け取った100万ドルと、前大統領の実兄の娘婿が昨年2月に
「投資資金」名目で送金を受けた500万ドルなど。後援者は「前大統領の要請で出した」と供述。検察当局は、国内外の事業拡大支援の
見返りとみている。
側近だった鄭相文元大統領総務秘書官が大統領特殊活動費から着服した12億5000万ウォン(約9000万円)が前大統領の秘密資金
になっていた可能性もあるという。
前大統領はホームページなどを通じ、疑惑を完全否定。事情聴取に対しても従来の主張を繰り返すとみられる。韓国メディアによると、
検察は約300の質問を用意、調べは深夜に及びそうだ。
後援者は靴製造・販売会社会長の朴淵次被告で、脱税などの罪で起訴、公判中。
ソース(共同通信) URLリンク(www.47news.jp)