09/04/27 00:39:36
(ソウル新聞)妻は自転車に乗る。韓国では乗ることができなかった。乗ろうともしなかった。しかし、日
本で生活してから一月頃経つと自分で自転車を学んだ。理由は簡単だ。生活の便宜のためだ。米
やおかずを買おうとすれば家から15分ほどのスーパー・マーケットに歩いて行かなければならな
い。5キロの米でも買った日にはよほど大変だった。直接持って帰らなければならなかったからだ。
韓国のようにスーパー・マーケットの無料配達はない。バスやタクシーに乗るのもいただけない。大衆
交通を利用するには距離が曖昧のうえ料金も高い方だ。バス基本料金は210円、私たちのお金で
2800ウォン位だ。タクシー基本料金は710円だ。なおかつスーパー・マーケットやショッピングセンター
は駐輪場だけしかない所が多い。自転車に乗るしかない生活環境だ。
日本には自転車が本当に多い。日本自転車協会によれば2007年自転車普及台数は6958万台ほど
だ。人口1.8人当り1台の格好だ。生活の必需品だ。自転車利用は老若男女の区別がない。洋服を
着た会社員、スカートをはいた若い女性が自転車に乗る姿はよく見られる。自転車の前後に子供を乗
せた主婦も簡単に見られる。日本を初めて訪れる韓国人の目にはかなりも印象深い風景だ。韓国で
大衆交通があまり発達していなかった時代を見るようだからだ。(中略)
自転車の規則は難しい。基本的に自転車は車として扱われるせいで車道走行が原則だ。二人乗りは
いけない。夜間には必ずヘッドライトをつけなければならない。子供はヘルメットをかぶらなければな
らない。ところが車道で自転車に乗る人はほとんどいない。狭い歩道を利用するのが一般的だ。歩行
者には危険千万だ。不便きわまりない。実際、事故もひんぱんにある。去年の自転車事故は交通事
故全体の21.2%を占めた。死亡者は717人で全体の13.9%、負傷者は16万2250人で7.2%を記録した。
自転車専用道路がまともに整備されていないのが最大の要因だ。
このごろ「低炭素・グリーン成長」の一環として韓国で吹く‘自転車風’が荒々しい。李明博(イ・ミョンバ
ク)大統領の「自転車礼賛論」」に「自転車の国」と呼ばれる日本でさえ耳をそばだてるほどだ。東京新
聞は最近「韓国の自転車道路計画」を紹介した。特にソウル市が推進するロッカーとシャワー施設を
備えた駐輪場に興味を見せた。日本では想像もできなかった発想だからだ。
それとともに「自動車優先社会」である韓国で「自転車文化」が定着するかどうかに疑問符を付けた。
間違った指摘ではない。韓国のように大衆交通網がよく整備されたうえに交通費が安い国で、自転車
がレジャー用から脱けるのは容易ではない。ひとつ間違えれば「日常生活の足」ではない健康・環境
のための自転車文化は流行のように過ぎ去る可能性が大きい。だから自転車が主要交通になるため
には生活パターン、社会構造及び構成員の認識などまできちんと計算する必要がある。
朴ホンギ東京特派員
ソース:ソウル新聞(韓国語) [特派員コラム]韓国と日本の自転車
URLリンク(www.seoul.co.kr)
関連記事:日本メディア、韓国の自転車政策を報道
URLリンク(japanese.joins.com)
関連スレ:【韓国】李大統領がラジオ演説 「自転車はグリーン成長のパートナー」 [04/20]
スレリンク(news4plus板)