09/04/26 09:18:05 CdQtTePY
だれもが
「もう、次は無理だな」
と、思っていました。
案の定というか何と言うか、秋葉議員の立候補した広島2区は自民党議員がトップ当選、2位に無所属、3位に秋葉議員が入ります。
こうして、落選が確定・・・するはずでした。
この当時、中国地方で急落を続けた社会党ですが、比例区でぎりぎり1議席を獲得します。
で、秋葉議員は比例区にも立候補していたので(当時は出来ました)その1議席に何と、滑り込んじゃったのです。
で、秋葉議員当選。
誰もが、唖然とした瞬間でした。
で、再選を果たした秋葉議員ですが、さらにみんなを唖然とさせる行動に出ます。
当時、社会党は「社会民主党」になり、なんかごたごたしています。
秋葉議員のやったことは、
「私が党首になって、この党を立て直す」
と、言うことで党首選挙に出ちゃったのです。
ちなみにこの時の社民党党首は村山富市。
総理大臣です。
本当に無謀としか言いようがないのですが、彼は本気です。
で、結果。
当然といえば、当然ですが落選します。
しかし、彼の行動は、ちっとも変わりません。
諫早湾干拓反対ということで、諫早湾に勝手にボートを出して抗議活動するし、当時、誰も見向きしていなかったポルノ規制法案を一人で国会に提出。
数々の無謀な行動を取る彼ですが、地元広島で一大事が発生します。
2期8年の広島市長を勤めた平岡市長が、市長選挙前突然に
「やっぱり、出るのやめた」
って、言い出したからです。
で、彼は無謀です。
衆議院議員の職を投げ捨てて、広島市長選挙に立候補しちゃいます。
このとき、大本命と目されていたのが平岡市長の元で8年勤めた広島市助役です。
このときは、誰もが例の「党首選挙」のことを覚えています。誰もが
「また、出た。今度こそだめだろう」
と、思う中、とんでもないことが起きます。
中央政界で、厚生省疑惑が勃発します。
厄介なことに、この広島市助役は厚生省出身だったのですが、その疑惑リストに引っかかったのです。
この助役を押していた自民党もさすがに尻込みし、広島県議会議長を担ぎ出します。
どういうことか皆さん、お分かりですね。
自民党が仲間割れを始めたんです。
で、奇跡的に、秋葉議員は広島市長に当選。
現在に至っています。
これだけ、奇跡が起こせる人間というのは、中々見たことがありません。
が、今現在の評価として、自民党が結集を図りだした今、「次こそ本当にだめだろう」と、言われています。
が、またなんかとんでもない奇跡を起こしてくれるんじゃないかなぁ・・・
それが少し楽しみな今日この頃です。