09/04/25 14:53:00 BE:271188724-BRZ(10012)
本年も観た対馬
四月二十日、二十一日と対馬に行った。
大阪から八尾の三宅博市議、堺市の水ノ上成彰市議と池尻秀樹市議という気心の知れた四人連れ。それに博多から、同志の対馬の古族である阿比留一馬さんが加わって五人で対馬に渡った。
対馬は、国境の島で、現在の我が国の縮図である。
従って、「日本」を考える上でも、国防を考える上でも、対馬を念頭におけば、抽象論に流れず地に足が
付いた極めて具体的なイメージが得られる。
現在日本の危機は、対馬に目に見えるかたちで現れている。
例えば、東京には、「日本は日本人だけのものではない」と言うのが政党の幹部をしている。
(そもそもこの幹部は金持ちらしいが、「私の家は私だけのものではない」として今年の初めに日比谷公園に
集まった人々に住んでもらっているのだろうか)
この開いた口がふさがらない程度の者でも政党の幹部でいられるという風潮は東京では危機とは見えないが、
国境の島対馬では次の如く現れてくる。
対馬の要地、またこともあろうに海上自衛隊基地の周辺が外国人に買い占められている。
さらに、韓国の退役軍人達が対馬の市役所前で座り込んで、「対馬島は韓国の固有の領土だー」と叫ぶ。
警察はそれを排除できない。やりたい放題である。
また、東京では、「日本は侵略国で、近隣諸国に悪いことをした国だ」という村山富市談話を全ての党派が
信奉して翼賛体制をつくっている。
従って対馬では、「日本は侵略国」なのだから、竹島と同様に朝鮮のものであった対馬を日本が侵略して
奪ったのだという妄想を確認しに対馬に来る韓国の「観光客」に、何の反論もせず、ご丁寧に朝鮮語の
「観光案内」を対馬市がつくって配布している。まるでマンガだ。
陸上自衛隊は対馬に三百人が駐屯して、連隊長クラスの大佐(一等陸佐)が隊長をしている。
しかし、小銃の弾はあるがその他の弾はない。島内では演習ができないから弾は置いてないという。
また、この陸上自衛隊は対馬防備の為にいるのだが、移動手段としてのヘリや船艇を与えられていない。
つまり、即応体制がない。
また中部に船のない海上自衛隊基地、そして、北部に飛行機のない航空自衛隊基地も対馬にあり、レーダーに
よる海と空の情報収集をしている。
しかし、これらの基地では、自隊警備つまり自分の基地を自分で守れるのかどうかも不安が残る。
これらの基地が、武器を持つ数名のプロの強盗団、工作員、コマンドによって制圧され、優れた機能を持つ
基地のレーダーが、日本のためではなく敵のために使われるのではないか。
このようなとき、基地の指令は110番して警察を呼ぶのだろうか。警察は対馬に八十名ほどいるが、二十名
の「対馬は韓国のもの」というデモ隊も排除できない。警察はそもそも自衛隊基地を攻撃するプロに
対処できない。南に駐屯する陸上自衛隊は、陸路走ってくるので時間がかかる(対馬は南北八十余キロの
山岳と森林の島で海岸の総延長距離は約九百キロ)。
以上の通り、対馬は日本の縮図。
東京や大阪などにいると感じない我が国政治の病状も、対馬では日常具体的に感じられる。
対馬が立ち直るということは日本が立ち直ることであり、日本が立ち直れば対馬は安泰である。
反対に、対馬が「日本は日本人だけのものではない」ということになれば、日本全体が日本でなくなる。
よって私は、毎年一度は対馬に行くことにしている。
対馬市役所、陸上自衛隊基地そして海上自衛隊基地を廻って懇談したが、やはり、対馬の史跡を訪れることに
よって対馬に日本の源像を感じることができる。
URLリンク(www.n-shingo.com)
>>2以降に続く