09/04/25 11:51:51
■「北のMiG-29接近」 捕捉10分で「ターゲット・キル」
～ 空軍総合訓練 … 仮想敵機体と空戦
「西海(訳注：黄海のこと)上空に大量の未確認航跡発見！ 現在、首都圏に接近中。
BA(Blue Air)編隊は直ちに出動せよ。」
21日に記者が訪問した空軍の清州基地第29戦術開発訓練飛行戦隊の本部状況室
に、緊急交信が入った。交信直後、空軍のF-15K、KF-16など戦闘機編隊が、列を
なして滑走路を離陸し始めた。
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この日、空軍中央防空指揮所(MCRC)と第29戦隊本部状況室の大型スクリーンには
同時に、赤い点で表示された敵機(Red Air)と青色で表示された空軍戦闘機編隊(BA)
の空対空交戦状況が、リアルタイムで表示され始めた。
北朝鮮のMiG-29機１機が、２機のKF-16のレーダーに捕捉されると、急に進路を変え、
回避機動を試みた。空軍の操縦士と地上管制所との間で緊迫した交信が行き交うこと
10分余り。敵機１機がモニター上から消えた。張り詰めた緊張感が続く本部状況室。
敵機を撃墜したという「ターゲット・キル」の交信が入ると、状況室はようやく活気を取り
戻した。
これは、22日にも韓半島中部地域で実施された大規模な「航空戦域総合訓練(Soaring
Eagle)」の実際の場面だ。空軍の精鋭戦力であるF-15KやKF-16など、計６個大隊の
戦闘機約60機が空対空・空対地交戦訓練を行なった。
空軍は2002年から「空中戦闘機動訓練システム」を発展させて交戦訓練を実施して
いる。敵機に見立てた戦闘機を実際に発進させて我が空軍編隊と交戦を行ない、この
場面がコンピューターのモニター上に全て記録される。戦闘機に衛星位置確認システ
ム(GPS)受信機を搭載し、全ての戦闘機の航跡が画面上にリアルタイムで表示される。
交戦任務の終わった操縦士たちは、本部の大型スクリーンで再現される空戦を改めて
分析し、戦術を発展させる。
今回の訓練を統裁した第29戦隊長・崔ヒョングク大佐(空軍士官学校33期)は、「訓練
システムを、米空軍が実戦同様に実施している『レッドフラッグ』の水準に発展させて
行く方針だ」と語った。空軍は今年11月にも模擬交戦訓練を実施する計画だ。
▽ソース：ソウル新聞（韓国語）
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