09/04/24 21:24:33
【ワシントン=有元隆志】オバマ米大統領は23日、カート・キャンベル元国防副次官補(51)
を次期国務次官補(東アジア・太平洋担当)に指名した。キャンベル氏は議会での承認を
経て、ヒル次期駐イラク大使の後任として、対日関係などの国務省の責任者となる。
キャンベル氏はクリントン元政権下で沖縄の基地問題に取り組んだ。日本の防衛を主な目的
とした日米同盟について、アジア太平洋地域の平和と安定への寄与も打ち出した「日米安全
保障共同宣言」(1996年)をとりまとめた民主党知日派の代表格として知られている。
民主党予備選ではヒラリー・クリントン国務長官を支持していた。
ヒル氏は北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表も兼務したが、北朝鮮問題に時間
をとられすぎたとして、オバマ政権はソン・キム6カ国協議担当特使を首席代表に起用した。
さらに、ボズワース特別代表(北朝鮮政策担当)が北朝鮮との直接交渉にあたることになっ
ている。
ただ、ボズワース氏は特別代表就任後もタフツ大学フレッチャー法律外交大学院院長の職に
とどまっており、「まとめ役不在」との批判が北朝鮮問題専門家などから出ていた。このため
首席代表にはならないものの、キャンベル氏が事実上米国の対北朝鮮政策を取り仕切ること
になるのではないかとの見方が出ている。
妻のラエル・ブレイナードさんも国際金融問題担当の財務次官に指名されている。
MSN産経ニュース 2009/04/24 08:28
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
カート・キャンベル元米国防副次官補(共同)
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