09/04/24 18:20:52
同一ニュースの時事通信ソースです
３団体を制裁指定で最終調整＝日本要求分は承認されず－対北安保理委
【ニューヨーク２３日時事】国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁の履行を監視する制裁委員
会が、北朝鮮の３団体を資産凍結の対象に指定する方向で最終調整に入ったことが２３日、
分かった。指定数は日本の求めていた１４団体より大幅に少なくなるが、初の資産凍結の対
象指定により、制裁履行の厳格化という所期の目的は達成される見通しだ。
外交筋によれば、指定の可能性が高いのは、弾道ミサイル関連装置の輸出業者とされる「
朝鮮鉱業開発貿易会社」など。制裁委はほかに、大量破壊兵器の開発に転用可能な物品数点
を、英国の求めに応じて、対北禁輸品に追加する方針。同委は２４日に対象リストを策定し、
全加盟国にリスト中の団体を標的にした制裁実施を義務付ける。
北朝鮮の弾道ミサイル発射を非難した安保理の議長声明は、同日までに資産凍結の対象団体
と禁輸の追加品目を指定するよう制裁委に要請した。これを受け、日米は団体リストを提出。
日本は米国と共通する１１団体に「烽火病院」など３団体を独自に加え、資産凍結を求めて
いた。
ただ、制裁委ではロシアなどが１４団体すべての指定に難色を示し、烽火病院についてもミ
サイル開発との関連を問う声が上がった。日本の挙げた３団体はいずれも指定見送りとなる
公算だ。 （了）
烽火（ポンファ）時事通信社（2009/04/24-10:59）