09/04/24 17:59:40
米AP通信をはじめとする米メディアによると、米ニューヨーク市警察(NYPD)のレイ
モンド・ケリー署長はこのほど、同市警のコンピューターシステムへの侵入を試みる「中国人
ハッカー」の存在を公表、侵入行為は1日約7万回に及ぶと明かした。中国では専門からの反発
の声が上がっている。環球網が23日付で伝えた。
「中国でのハッキング行為」の存在は、ケリー署長がこのほど開催された米上院外交事務
委員会の演説で明かした。同署長は、「追跡調査の結果、ハッカーの侵入元は主に中国で、
オランダ、ウクライナなどからの『侵入行為』もあった」と公表。
同署長はまた、ハッカーが独自開発の自動システムを駆使し、1日約5000回にも及ぶ安全装置
のないウェブサイトから同市警のサイトへの侵入を試みたが、いずれも失敗に終わったと述べ、
「今後毎日こと細かに注意すべき脅威」と警戒を呼びかけた。
米国では21日にも、米経済紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』が、米戦闘機F-35の
設計情報などがハッカーの侵入で流出し、発信元が中国だったことから、中国によるサイバー
攻撃の可能性を報道したが、米国防総省は後日、報道を否定した。
中国メディアは、ニューヨーク市警が公表した「中国発信」による、コンピューターシステム
への侵入について、「米メディアは『中国人ハッカー』の存在を誇張しすぎる」と反発、
「ハッカーの存在をリークし、中国を非難する『国家陰謀説』だ」、「自国のインターネット
の安全政策に対する政治的『スケープゴート』として、『中国人ハッカー論』は万能なのだ
ろう」などという専門家の声を伝えた。
(編集担当:金田知子)
サーチナ 2009/04/24 15:18
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