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「集団自決」証言を映画化 沖縄、1フィート運動の会
太平洋戦争末期に沖縄県・慶良間諸島で起きた「集団自決」の体験者や目撃者らの証言を
集めたドキュメンタリー映画「軍隊がいた島 慶良間の証言」を、那覇市の市民団体「沖縄戦
記録フィルム1フィート運動の会」が制作した。
64年前、島に駐屯する日本軍と上陸した米軍のはざまで、自ら肉親を殺害した体験を切々と
語る島民の姿や、当時日本軍に徴用されていた元朝鮮人軍属による自決目撃談などを収め、
同会が米国の公文書館から取り寄せた米軍側の記録フィルムも交えて構成した。
監督の謝名元慶福さん(67)は、集団自決を戦争の全体像に位置付けるため、駐屯部隊が
養成された広島県・江田島や、本土決戦に備え長野市に造られた松代大本営地下壕、軍属の
ふるさと韓国でも撮影。「慶良間の出来事は沖縄戦、そして戦時中のアジアで起きたことの
縮図だ」と話す。
これまで口を閉ざしてきた体験者の積極的な証言を得られたのは、2007年に沖縄県民の
反発を招いた集団自決をめぐる教科書検定問題がきっかけという。1フィート運動の会の
大城信也事務局次長は「今話さなければ子孫に間違った歴史を伝えてしまうという危機感が
あったのだろう」と話している。
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