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2009年4月11日、雑誌・南都週刊の副デスク・長平氏のブログ「長平之誰是誰非」は記事
「中国観光客の教養」を掲載した。
今年3月、台湾観光地の岩壁に「中国常州趙根大」と刻まれた文字が発見された。大陸観光客
のマナーの悪さを示す事件として台湾、大陸で広く報じられている。経済発展に伴い中国人
海外旅行客が急増するなか、そのマナーの悪さが問題となっている。
元駐日大使の中国外交部・武大偉副部長は先に、中国人観光客のマナー問題を「たんなる
習慣の違いに過ぎない」とコメントした。しかし長平氏は、これに対し「同じ文化を持った
台湾人が奇異に感じているのに習慣とは言えないのではないか」と異論を唱えた。
長平氏が注目するのは社会経済的な問題だ。貧しかった中国では出張したり旅行したりする
のは極めて珍しかったこと。いざ機会が得られれば記念写真におみやげにと大変な騒ぎにな
った。例えば米国人と比べてみればその違いははっきりする。一生パリに行かない米国人も
多いだろうが、しかしどうしてもと思えば自由に行くことができる。その違いは大きい。
今や以前より裕福になったとはいえ、中国人の心はかつての時代の影に捕らわれている。
一度旅行に出ればほかの人よりも自由になったのだとの思いから興奮しすぎるのだろうと
分析している。
(翻訳・編集/KT)
レコードチャイナ 2009/04/18 23:59:43
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写真は台湾を旅行する大陸観光客
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