09/04/18 16:57:00
韓国が今年7月末、南部の「羅老宇宙センター」から打ち上げる予定の初めての人工衛星搭載ロケットについて、日本の領海上空を
通過する経路設定で最終調整していることが18日、分かった。複数の日韓関係筋が明らかにした。
計画しているロケットは2段式。現在のところ九州南西部から沖縄本島にかけての上空を通過する可能性が高い。その場合、1段目は
九州近海の東シナ海に、2段目はフィリピン南東沖に落下する見込みという。
5日に北朝鮮が秋田、岩手両県上空を通過する形でミサイルを発射したばかりだが、日本政府は「韓国の場合、宇宙の平和利用で
あるのは明らかだ」として、発射を静観する方針だ。
日本政府関係者によると、韓国側は打ち上げに関する非公式協議で「日本の領空権の及ばない高度200キロ近くの宇宙空間を飛行
する予定だ」と説明しているという。
ただ、打ち上げに失敗すれば日本の領土や領海にロケット本体や破片が落下する可能性が排除できないため、安全面から「他国上空
の通過は避けるのが一般的」(外務省)とされる。
東シナ海は航行船舶や操業漁船も多く、韓国の打ち上げ回数が増加すれば、日本政府として十分な安全対策や経済活動への配慮を
求めることも検討している。
今回、韓国が打ち上げるのは1段目にロシアの技術を導入した「KSLV-1」(全長約33メートル)で小型実験衛星を搭載する。韓国は
近年、宇宙開発に力を入れている。今回打ち上げに成功すれば、自国から人工衛星を軌道に乗せた国としては10番目となる。
ソース(47news) URLリンク(www.47news.jp)