09/04/18 12:27:39
今年1月4日朝、一時エリート政治家として名をはせた民主党の永田寿康元衆議院議員が飛び
降り自殺したというニュースが日本の新聞に掲載された。39歳だった。B5判ノート1冊分の
遺書と1.8リットル入りの焼酎の紙パックが現場に残されていたこと、堀江メール問題を起こ
したという人物像とともに社会面で1-2段記事として扱われた。翌日、「国民を代表した
人物がそんな手段を選んだことは極めて遺憾だ」とする民主党代表の短いコメントを最後に、
彼の名前は新聞から消えた。
恐ろしかったのは、彼が自殺した事実よりもそれに対する日本社会の冷たい反応だった。
社会的な悪影響を懸念して自殺報道をタブー視する慣行を考慮しても、「日本社会は彼の
死すら無視したのではないか」という思いが消えなかった。うば捨て山の楢山に老人を捨て、
平然と日常を送る人々を描いた映画『楢山節考』のラストシーンを見るようだった。永田
元議員は「楢山」に捨てられた後、記憶からも消される刑罰を受けたのだ。
2006年に真偽不明の電子メールのコピーを掲げ、自民党幹部の息子が総選挙に出馬したライ
ブドアの堀江貴文元社長から金銭を受け取ったなどと国会で主張したことが発端となった。
永田元議員は功を焦る余り、相手の名誉と真実の重要性を考えなかった。韓国ならば中傷さ
れた側の政党や当事者の告発で司法当局が真実を解明するまで待っただろうが、日本の対応
は違った。
自民党総裁だった小泉純一郎元首相は問題のメールを「虚偽メール」と規定した上で、道理
を主張した。「虚偽だという証拠を示せ」という永田元委員の追及に対し、小泉元首相は
「メールを公開したあなたが真偽を明らかにするのが当然じゃないか」と笑った。しばらく
して、メールは虚偽だと判定された。検察や自民党ではなく、民主党自らが結論を下した。
他人を侮辱しておいて、「侮辱だという根拠を示せ」というとんでもない主張を行ったこと
に世論が反発したため、民主党が慌てて立証に動いたのだった。
>>2以降に続きます
朝鮮日報 2009/04/17 11:59:47
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