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三星が自動車ローン金融から撤収する。事業構造を単純化して収益性を高めようと
する努力として理解されるが、一部では三星が三星ルノーから完全に手を引こうと
する前哨作業という見解も出している。
15日、関連業界によれば三星カードは近い将来RCIファイナンシャル(ルノーキャピタル)
と事業譲渡に関する了解覚書(MOU)を締結して、上半期中に事業譲渡を終えることに
合意した状態だ。
RCIファイナンシャル関係者はMOUと関連して「三星カードが保有した営業権を私たちが
引き継ぐ形態」として「それにともなう代価を現在算定中」と明らかにした。ただし既存の
三星カード顧客はそのまま三星カードが管理する予定だ。
ルノー三星は販売自動車ローン金融の全てを三星カードとRCIファイナンシャルに独占
配分してきたが、 この中で三星カード取り扱い比重は30%台で残りはRCIファイナンシャル
が受け持っている。
三星カードは2004年三星キャピタルを吸収合併して、キャピタル事業に本格的に飛び
込んだが苦戦を繰り返してきた。
これに対し三星が分割払い金融にあえて手を付ける必要があるのかとの批判的な声が
グループ内存在してきたし、景気下降が本格化するや事業放棄の決心を固めたと分かった。
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