09/04/15 00:28:03
台湾の格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げ-米S&P(2)
4月14日(ブルームバーグ):米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は14日、
台湾の長期信用格付け見通しを「ステーブル(安定的)」から「ネガティブ(弱含み)」に
引き下げた。公的債務負担や銀行システムをめぐる懸念を理由に挙げている。
S&Pの信用アナリスト、キム・エン・タン氏は「アウトルックをネガティブとしたのは、台湾
当局の財政が向こう2、3年で著しく悪化するというわれわれの見方の反映だ」と説明した。
タン氏は発表資料で、台湾当局の債務は2009年末に歳入の 142%になると予想されて
いると指摘。台湾当局は今年、1346億台湾ドル(約4000億円)の赤字を見込んでいる。
タン氏はまた、「低迷する銀行セクターも、信用ファンダメンタルズ(基礎的諸条件)の面で
弱点となっている。台湾の銀行は相対的に収益性が低い」との見方を示した。
ソース:Bloomberg.co.jp
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)