09/04/12 20:52:05
2009年4月、最近公開された機密資料によると、英国政府は1960年代に香港の対中返還繰り
上げ実施を検討していたことが明らかとなった。11日、人民網が伝えた。
1966年、文化大革命の火の手が上がると、その影響は香港にまで及んだ。香港の左翼はデモ
を繰り返し、植民地政府はパニックに陥った。デモ鎮圧には死傷者も出ており、報復のため
中国が攻め込んでくる可能性も検討されていたという。67年、英政府は「人民解放軍が侵攻
してきた場合、植民地政府スタッフらはただちに香港を離れよ」との命令書を出している。
さらに69年には繰り上げ返還の可能性が検討された。これは中国政府に繰り上げ返還の条件
を掲示することで、香港の社会的な安定の確保を意図したものだった。
食料、水などの供給で香港の死命は大陸に握られており、文革がより一層進展すれば、香港
放棄やむなしというのが、英政府の判断だった。結局、不安視された問題には発展しなかっ
たが、香港当局は左翼の力が増すことを恐れ、最後まで自由選挙の導入を認めなかった。97年、
香港は99年間の租借期間を満了し中国に返還された。(翻訳・編集/KT)
レコードチャイナ 2009/04/12 13:49:12
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写真は97年、香港返還のイベント
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