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- イスラエルの米国籍30人、北朝鮮とヒズボラを提訴 -
【ワシントン=宮崎健雄】北朝鮮の協力を受けたレバノンのシーア派組織「ヒズボラ」のミサイル
で被害を受けたとして、イスラエルに住む米国籍の30人が、北朝鮮とヒズボラを相手取り、
1億ドル以上の損害賠償を求める訴訟を米ワシントン連邦地裁に起こしたことが10日、わかった。
北朝鮮のミサイル技術が中東のテロ組織などに流出しているとの懸念が強まる中、訴訟は注目
を集めそうだ。
原告側弁護士や訴状によると、ヒズボラは2006年夏、イスラエル北部に数千発のミサイルを発射し、
原告の30人は負傷した。紛争では計43人が死亡、4000人以上が負傷し、被害額は約14億ドル
にのぼった。北朝鮮はヒズボラの戦闘員に訓練や装備を提供したほか、イスラエルの空爆を避けるため、
25キロに渡る地下トンネルの建設も支援し、ミサイルの部品を提供したとされる。
原告側弁護士は「北朝鮮は、ヒズボラのような中東のテロ組織を支援し、物資を提供する重要な
役割を果たしている」とのコメントを出した。
米議会調査局も07年、北朝鮮による対ヒズボラ軍事支援の疑惑を指摘する報告書を発表している。
米政府は、ヒズボラを国際テロ組織に指定しており、北朝鮮の支援が裁判で認定されれば、昨年解除
されたテロ支援国の再指定の議論が高まる可能性もある。
ソース : (2009年4月11日19時33分 読売新聞)
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