09/04/11 23:41:48
- 中国3月末の外貨準備、前年同期比16%増 頭打ち傾向鮮明に -
【北京=高橋哲史】中国人民銀行(中央銀行)は11日、3月末の外貨準備高が前年同期比
16.1%増の1兆9537億ドルになったと発表した。今年1―3月の増加額は77億ドルにとどまり、
外貨準備高の頭打ち傾向が鮮明になっている。中国は外貨準備で大量の米国債を買って
おり、今後、購入余力が低下する可能性もある。
中国の外貨準備高は2007年から08年半ばにかけて月200億―700億ドルのペースで急増
した。しかし、08年半ば以降は伸びが鈍化。同年10月末には4年10カ月ぶりに減少に転じた。
その後は再び増加していたが、今年に入ってからも1月末にいったん減少に転じたもようだ。
外貨準備が頭打ちになっている背景には、世界的な金融・経済危機の影響で貿易黒字や
対内直接投資が減り、海外から中国への資金の流れが細っていることがある。昨年7月半ば
から人民元相場の上昇が止まり、短期の投機資金が流出し始めたとの見方も出ている。(22:28)
ソース : 日経
URLリンク(www.nikkei.co.jp)