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記事入力 : 2009/04/11 08:48:08
李大統領「韓国行き望む脱北者、全員受け入れる」
タイ首相と首脳会談
タイを訪問中の李明博（イ・ミョンバク）大統領は10日、同国の英字紙「ネーション」のインタビューに対し、
「アジアは安全保障をめぐる新たな脅威に対応していくための協力の範囲を広げ、そのレベルも向上させることにより、
相互の安全保障協力の新たな時代を切り開くことができる」と述べた。
李大統領はまた、「北朝鮮の（長距離弾道ミサイルに転用可能な）ロケット発射は、北朝鮮が核開発を行っている状況下で行われた
という点で、国際社会が一致団結した対処をしていくべきだ。国連安全保障理事会（安保理）の理事国が、2－3日以内にロケット発射
に対する合意を成し遂げることを望む」と主張した。
一方、李大統領は「韓国政府は、韓国行きを望んでいる脱北者たちを、原則として全員受け入れている。
タイ側の協力をお願いしたい」と述べた。
李大統領はこの日、タイのアピシット・ウェーチャチーワ首相との首脳会談に臨み、世界的な経済危機を克服するための協力の促進や、
「韓流」をはじめとする交流の増大などについて話し合った。
李大統領は「最近、韓国と東南アジア諸国連合（ASEAN）の間で自由貿易協定（FTA）が締結され、地域内での投資だけでなく、
自由貿易の活性化に寄与するものと期待している」と述べ、原子力やクリーン・エネルギーなど、「グリーン成長」に関する分野での
協力を促進していくことを提案した。
これに対しアピシット首相は、「今回の韓国とASEANの首脳会談が、地域内での経済協力をさらに推し進める契機となることを
望んでいる。近いうちに投資庁を韓国に開設しようと思う」と述べた。
また、李大統領は「タイは約40年前、わたしが初めて海外勤務をした国だ。この特別な縁を大切なものだと考えている」と語った。
李大統領は1965年、現代建設の経理担当の社員としてタイで2年間勤務し、パッターニー県とナラーティワート県を結ぶ高速道路の
建設工事にかかわった。
李大統領は11日、韓国とASEANの首脳会談に臨み、また「メイン・イベント」である「ASEAN＋3（韓国・中国・日本）」の首脳会談
に出席する予定。
パタヤ（タイ）＝朱庸中（チュ・ヨンジュン）記者
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版
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