09/04/07 15:02:16
神奈川県内唯一のプロオーケストラで、経営再建中の「神奈川フィルハーモニー管弦楽団」が今月、
実力と人気を兼ね備えた金聖響さん(39)を常任指揮者として迎えた。
不況で、企業などの主催による公演が3割減る中で楽団の起爆剤にしたい考えだ。
金さんは、体調を崩して3月末で退任したハンス・マルティン・シュナイト前音楽監督(78)に代わり、
事実上の楽団のトップになる。プロの楽団常任指揮者に就くのは初めてで、「楽団員と地道に演奏の
向上を図りながら、高齢者の慰問公演にも出向いて音楽の魅力を広く理解してもらう」と抱負を語る。
在日韓国人3世で大阪府池田市生まれ。14歳の時に一家4人で渡米した。ウィーン国立音楽大学で
学び、1998年の「ニコライ・マルコ国際指揮者コンクール」(デンマーク)で優勝した。2005年に公開
された映画「この胸いっぱいの愛を」に出演し、共演した女優・ミムラさんと翌年結婚した。
音楽ファン以外にも注目され、女性誌が特集を組むほどだ。就任発表後、楽団の定期会員には30歳
前後の女性が急増している。
同楽団は、長年の赤字で2003年度に借入金が5億円を超えた。県や横浜、川崎両市から年間約2億
6000万円の補助金を受け、楽団員の基本給を約27%減額に踏み切るなどの経営改革で08年度は
約2000万円の黒字見通しとなり、借入金も4億4000万円まで減った。
だが、不況の影響で、年間約60回あった企業などの主催公演が、今年度は40回程度に減る見込みで、
再び赤字に転じる可能性が高い。
楽団は、知名度の高い金さんを常任指揮者に招き、聴衆を増やそうと昨年5月に打診。金さんは、幅広
い人たちに演奏を聴いてもらえる横浜を気に入り、前任の指揮者と同様の条件で3年契約を快諾してくれた。
金さんは、ほかの指揮者の人選や、演奏者、プログラムのてこ入れに着手する考えも示した。楽団も、作曲
当時の演奏方法を再現する独自の奏法に合わせ、バロックティンパニー2台を約200万円かけてオランダ
から輸入した。新たに副指揮者も採用した。
今月25日に横浜市で開く就任披露公演で、メーンに据えたベートーベンの交響曲第3番「英雄」を、金さん
は「新しい楽団と奇跡を起こすために絶対に外せない演目」と言う。
楽団の大石修治専務理事は「金さんが楽団の未来になる」と期待をかける。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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ソース:読売新聞
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