09/04/04 00:23:08
ロケット発射でも6カ国協議維持、韓中首脳が合意
李明博(イ・ミョンバク)大統領と中国の胡錦濤国家主席は3日、主要20カ国・地域(G20)
首脳会合(金融サミット)開催地の英ロンドンで会談し、北朝鮮が長距離ロケットを発射しよう
とも6カ国協議の枠組みを維持しながら朝鮮半島の非核化に向け努力を続けるべきとの
見方で一致した。
青瓦台(大統領府)の李東官(イ・ドングァン)報道官が伝えたところによると、李大統領は
その席で北朝鮮のロケット発射問題に言及、「これまで中国政府が続けてきた発射阻止の
努力に感謝する」とする一方、北朝鮮がロケットを発射しても6カ国協議の枠は維持されねば
ならないと述べた。その上で、中国が協議議長国として朝鮮半島の非核化に主導的な努力を
果たしてほしいと求めた。続けて、「南北関係がさまざまな状況を経験しているが、韓国政府は
開かれた心で対話する準備ができている」と強調した。
胡主席は、これまでロケット発射計画を中断するよう何度も北朝鮮を説得してきており、
最後まで説得を続けるとし、6カ国協議を維持すべきとの李大統領の発言に共感を示した。
李大統領はグローバル経済危機と関連し、世界的な金融危機で苦境に陥っているが、
昨年12月に日本の福岡で開かれた韓中日首脳会談で中国の温家宝首相が強調したように、
両国の貿易規模が縮小しないよう努力する必要があると述べた。
これに対し胡主席は、両国の貿易規模を維持するために努力しているとし、来週の東南アジア
諸国連合(ASEAN)プラス3(韓中日)首脳会議で両国の関係官庁責任者らが会い、具体案を
話し合えるだろうと説明した。胡主席はまた、1月から中国の内需消費が増加傾向を示しており、
自動車や住宅販売も反騰するなど、回復の兆しをみせていると伝え、李大統領は中国経済の
良いシグナルが世界経済にも寄与するものと指摘した。
写真:握手する両首脳
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ソース:聯合ニュース
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