09/04/01 05:09:16
新型地上レーダーも実戦モードに 高い探知能力、北全域をカバー
北朝鮮の「人工衛星」名目による長距離弾道ミサイルの発射準備を受け、防衛省が
今週に入り、航空自衛隊の新型地上レーダー「FPS-5」を実戦モードに移行させた
ことが31日、分かった。探知・追尾能力を大幅に向上させたレーダーで、北朝鮮全域
の上空を監視できる。すでに展開したイージス艦、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)
と合わせ、迎撃に向け、自衛隊が保有するミサイル防衛(MD)システムはすべて準備
が整った。
FPS-5は試験用レーダーとして平成15年度に完成し、千葉県にある防衛省施設で
運用研究に使われている。18年度に解体予定だったが、北朝鮮の弾道ミサイルの脅威
を念頭に存続させた。20年度から23年度にかけて全国の4カ所に正式配備する予定で、
3月31日には鹿児島県の下(しも)甑(こしき)島に初号機を配備した。
高性能の「SPY1レーダー」を搭載したイージス艦とともに、FPS-5は弾道ミサイル
に対処するレーダー網の中核。正確な迎撃には不可欠なため、試験用を実戦転用する。
今週から「弾道弾サーチモード」に入り、ビームを絞り照射距離の長い状態でミサイル
発射に備えている。
FPS-5は、高速で落下して反射面積も小さい弾道ミサイルを探知・追尾できるよう
性能を向上させたのが特徴。探知距離は従来型の「FPS-3」の倍近い。運用研究では
さまざまな飛翔体の追尾に成功しており、「ミサイルが日本上空に飛来すれば、必ず
とらえられる」(自衛隊幹部)と信頼性は高い。
下甑島に配備されたFPS-5は情報伝達システムへの連接が未定で、北朝鮮が
ミサイルを発射すれば独自に航跡を確認する。全国7カ所にあるFPS-3も探知・追尾
を行う。
地上レーダーでは米軍が青森県に配備している「Xバンドレーダー」も稼働する。FPS-5
よりもさらに探知距離が長く、遠方監視に優れる。ミサイルの形状まで識別できるが、雨
や雲で電波が減衰して探知能力が低下するため、天候の影響を受けにくいFPS-5と
能力を補完し合う。
ソース : 産経 2009.4.1 01:31
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
関連スレ :
【国防】MDで「当たるわけない」 北ミサイル、迎撃を困難視…政府筋[03/23]
スレリンク(news4plus板)
【政治】社民・福島みずほ氏「単なる人工衛星だったらどうなるのか」 北ミサイル迎撃批判を延々と…野党席からも失笑★4[03/26]
スレリンク(news4plus板)
【日本】「(ミサイルが飛ぶのが)見えたらおもしろい」「そっち行ったらファーって感じ」…北朝鮮ミサイル発射で政府筋(朝日)[3/31]
スレリンク(news4plus板)
【政治】共産・志位氏、政府のミサイル破壊命令を批判「軍事で身構えるのは外交的解決を台無しにする」[03/27]
スレリンク(news4plus板)
その他