09/03/29 22:32:17 ubWjEJ/l
>>1の続きです
これまでの日米韓3カ国による分析により、新型ミサイルの射程は「短距離か中距離タイプ」
(防衛省関係者)と推定されるが、ミサイルは燃料タンクの大きさや注入量、何段積み上げ
るかによっても射程を調整できる。
舞水端里よりも元山の方が韓国や日本の大都市圏に近く、日韓は特に警戒を強めている。
発射基地には複数発が配備されているとの見方もあることから、日米韓で緊密に情報交換
している。
また、具体的な発射計画は明らかではないものの、この中・短距離ミサイルの発射は「長距
離弾道ミサイルの発射後になる」(政府関係者)と分析されている。国連で対北朝鮮制裁決
議が採択されたり、米国からエネルギー支援などの譲歩が引き出せなかったりした場合に
「北が次々とミサイル発射のカードを巧みに使ってくる可能性がある」(米政府関係者)と
の見方からだ。
また、北朝鮮は北西端の東倉里(トンチャンリ)にも新たなミサイル発射施設を建設して、
エンジン燃焼試験などを行っているという。「東倉里で実際にミサイル発射ができるまでに
は時間がかかるものの、発射基地は増えている」(政府関係者)と、北朝鮮はミサイル配備
を着々と進めているとの見方が有力だ。
日米韓は元山での新たな発射計画の実態をつかんだことで、北朝鮮への制裁強化や長距離弾
道ミサイルの迎撃などに慎重な姿勢を崩さない中国、ロシアに対する説得材料とし、働きか
けを強めていく考えだ。
(尾崎良樹)