09/03/26 09:21:28
5月末での閉館が決まっている民間の戦争学習施設「丹波マンガン記念館」(右京区京北下中町)
について、龍谷大の研究者らが新法人を作って、再建に乗り出すことが決まった。
中心となる同大学の細川孝・経営学部教授は「植民地政策の負の歴史を現在に伝え、人権問題に
ついても考えさせる貴重な施設」とし、早ければ来年中にも改装オープンさせることを目指している。
丹波マンガン記念館は、昭和戦争中、鉱山でマンガン採取に従事した在日コリアン1世の李貞鎬
(イジョンホ)さん(1995年に没)が「強制連行され、劣悪な環境下で酷使させられた自分たちの
生きた証しに」と、戦後、鉱業権を得た鉱山採掘跡地の坑道(約300メートル)に資料館(プレハブ
2階建て)も併設するなどして1989年5月にオープン。
臨場感あふれるマネキン人形で、採掘や背負子(しょいこ)で鉱石を運ぶ様子などを再現し、当時の
写真やマンガン鉱石の現物などの資料を収蔵・展示する。
開館当初は年間約2万人が訪れたが、近年は約4000人にまで減少。三男の龍植(ヨンシッ)さん
(49)を中心に運営を引き継いだ親族の経済負担も大きくなり、5月末での閉館を決めた。
しかし、これを知った在日韓国・朝鮮人や、学者らでつくる「『韓国併合』100年市民ネットワーク」
(事務局・京都市)のメンバーらから「なくしてしまうのは惜しい」と存続を求める声が上がり、関係者
らが28日に龍谷大(伏見区)に集まり、「丹波マンガン記念館を再建する会」を発足させることとなった。
同会では資金援助する支援者を募って5月に「社団法人・丹波マンガン記念館」を設立。今ある坑道を
維持しながら、老朽化した資料館の建て替えなどを検討し、来年以降に正式な再開を目指すという。
龍植さんは「断腸の思いで閉館やむなしと考えていたが、本当にありがたい」と話している。
同会に関する問い合わせは細川教授の研究室(電話番号省略)へ。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
写真:マネキン人形で再現したマンガン採掘の様子
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
写真:丹波マンガン記念館の見学用の坑道(右京区京北下中町で)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
ソース:読売新聞
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