09/03/24 15:27:04
WBC:手に汗握る攻防、イチローが決勝打
第2回WBC
延長10回の死闘となったワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝で、韓国と日本は死力を
尽くして戦った。
序盤から中盤にかけては、韓国・奉重根(ポン・ジュングン)=LG=、日本・岩隈(楽天)の両先発に
よる投手戦。日本は3回1死一、三塁で小笠原(巨人)が右前打を放ち先制。韓国も5回先頭の
秋信守(チュ・シンス)=インディアンス=がセンター越えの大会2号ソロを放ち同点に追い付いた。
同点で迎えた7回、日本は韓国の二番手・鄭現旭(チョン・ヒョンウク)=サムスン=を攻め、
先頭片岡(西武)の左前打、イチロー(マリナーズ)の絶妙のセーフティバントで無死一、三塁とし、
中島(西武)の左前打で勝ち越し。日本はさらに8回、内川(横浜)が右前打で出塁すると、
韓国は三番手・柳賢振(リュ・ヒョンジン)=ハンファ=に継投。後続の稲葉(日本ハム)が一塁線を
抜くエンタイトル二塁打で1死一、三塁とし、岩村(レイズ)の左犠飛で貴重な追加点を挙げた。
韓国は8回先頭のイ・ボムホ(ハンファ)が岩隈から右中間へ二塁打。一死後、
代打・李大浩(イ・デホ)=ロッテ=の中犠飛で1点差に追い付いたが、リリーフの杉内(ソフトバンク)が
後続を抑えた。
韓国は9回、代わったダルビッシュ(日本ハム)に対し驚異的な粘りを見せた。
3番・金賢洙(キム・ヒョンス)=斗山=、4番・金泰均(キム・テギュン)=ハンファ=への連続四球で
1死一、二塁とし、秋信守凡退後の二死からイ・ボムホが三遊間を抜く適時打で同点。しかし、
続く高永民(コ・ヨンミン)=斗山=は三振で倒れ、試合は延長戦に突入した。
延長10回表、韓国は9回から登板した林昌勇(イム・チャンヨン)=ヤクルト=が続投。日本は安打の
内川、岩村を置いた2死一、三塁の場面で、イチローが中前に適時打。二者が生還し、日本が決勝点を挙げた。
韓国は10回裏、四球の走者を出したものの、続投したダルビッシュが落ち着いた投球で後続を断ち、
最後の打者鄭根宇(チョン・グンウ)=SK=も空振り三振に倒れて万事休す。侍ジャパンが手に汗握る
韓日対決最終戦を制し、原辰徳監督が宙に舞った。
URLリンク(www.chosunonline.com)