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記事入力 : 2009/03/24 08:10:42
銀行の延滞金利に苦しむ庶民、担保競売相次ぐ
京畿道に住む50代の女性Aさんは、小さい店舗を担保に二つの金融機関から年7％台の金利で融資を受けた。
しかし、保有店舗のテナントの事業不振で賃貸料を受け取れず、融資の利払いが3カ月滞った。
その途端、融資金利が年20％台に跳ね上がった。Aさんは「過去に延滞したことがないのに、3カ月延滞しただけで
利子を3倍に引き上げるのは厳しすぎる」と不満をあらわにした。
庶民の金利負担を軽減するため、韓国銀行（中央銀行）が基準金利を年2％まで引き下げたにもかかわらず、
銀行など金融機関が融資延滞顧客に対し、行き過ぎた金利を課しているとの指摘が出ている。
現在、銀行は融資の返済ができなくなった顧客に年14－25％の延滞金利を課している。
最近の融資金利は市場金利と連動して急落したが、銀行が貸している延滞金利は高水準に固定されたままで、3カ月以上延滞すると、
元金にまで高金利が適用される。
SC第一銀行の信用融資（5000万ウォン〈約350万円〉以下）は90日以上返済が滞った場合の延滞金利が25％に達する。
国民銀行も延滞期間によって異なるものの、6カ月延滞した場合には最高21％の金利を課している。
貯蓄銀行は1カ月以上の延滞に対し、約定金利の10％前後の加算金利を請求し、実質金利は最高で年40％台だ。
延滞金利の高さに耐えかね、債務者が利払い不能に陥り、担保の住宅などが競売にかけられる例も増えている。
不動産競売情報業者のジジ・オークションによると、銀行18行が今年1－3月に担保物件を競売にかけた件数は合計7014件で、
前年同期の5979件に比べ17％も増加した。
貯蓄銀行などは手段や方法を選ばず、債権取り立てを行い、消費者の不満を買っている。
京畿道の貯蓄銀行は劣後不動産担保ローンの債務者の自宅を競売にかけても債権全額を回収できないとみて、
冷蔵庫、洗濯機のような家財道具まで差し押さえた。
貯蓄銀行側は、担保物件が競売にかけられると銀行は優先的に弁済を受けられるが、大半が劣後ローンである貯蓄銀行の場合、
債権を回収できないケースが多いため、家具類の買収もやむを得ないとの立場を示している。
李敬恩（イ・ギョンウン）記者
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版
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