09/03/23 00:28:39
神戸市立蓮池小学校(同市長田区大谷町一)を学びやに、市内の在日コリアンの子らが
民族の言葉や文化を学ぶ「蓮池オリニソダン」が開設丸五年を迎えた。
二十一日には同校で卒業式と修了式があり、色鮮やかなチマチョゴリに身を包んだ卒業生
たちが「これからも韓国・朝鮮の文化を学んでいく」と元気に話した。(木村信行)
オリニソダンはハングルで「寺子屋」の意味。多文化共生教育に熱心だった同校と神戸在日
コリアン保護者の会が協力し二〇〇四年春、開設した。大阪市では約百の小学校に民族学級
があるが、県内では同校だけだ。
当初は月一回だったが、ボランティアの講師が八人に増え、三年目から週一回になった。
土曜日の午前中、ハングルや民族の歴史、楽器演奏などを学んでいる。
卒業式と修了式では、子どもたちが通う各地の小学校長らが見守る中、約四十人がハングル
で書かれた証書を受け取った。
三年生から通っている蓮池小六年の高菜絵さん(12)は父親が在日三世、母親が日本人。
「二年前に韓国旅行をして韓国が大好きになった。二つのふるさとがあるのがうれしい」と笑う。
三人の子どもを通わせている在日二世の権清子さん(39)=須磨区=は「私は民族学校に
通ったが、子どもは日本の学校に行かせたい。
民族教育も大切なので、オリニソダンは大切な場」と話した。
卒業生が民族学習を続けるために、神戸在日コリアン保護者の会の事務所(長田区北町一)
で今年一月から、毎週月曜午後七-八時半、学びの場を開設。代表の金信鏞(キム・シ・ニヨン)
さんは「今後、こうした拠点を増やしたい」と話している。
URLリンク(www.kobe-np.co.jp)
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ソース:神戸新聞