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★「弾道ミサイル配備すべき」田母神元空幕長、著書で主張
日本の侵略を正当化する論文を発表し更迭された田母神俊雄・元航空幕僚長が、20日出版の著書で、
防衛政策の根幹である専守防衛を批判し、弾道ミサイルの導入を説いている。自衛隊の元最高幹部が
政府方針を大きく逸脱する考えを表明するのは異例。再び物議をかもしそうだ。
この本は、自衛隊OBで評論家の潮匡人氏との対談をまとめた「自衛隊はどこまで強いのか」(講談社)。
北朝鮮の弾道ミサイルの脅威をめぐる対談の中で、田母神氏は敵地攻撃の制約となっている専守防衛
に言及。「軍事的には間違った戦略」と述べている。
田母神氏は、さらに北朝鮮と交渉するための方法として「領土を攻撃する空対地ミサイルや艦対地ミサイ
ルを配備する必要がある」とし、具体的な兵器として「弾道ミサイル」を挙げている。
核武装論については他の著書などでも主張してきたが、改めて「自立した国になるのに最も有効な手段
は、日本が核武装をすること」と語った。弾道ミサイルを積んだ米潜水艦に「海上自衛隊の要員を乗せ、
共同で運用することが現実的」などとしている。
田母神氏は朝日新聞の取材に「抑止のための攻撃力としては、弾道ミサイルが一番効率的。現職のとき
からそう考えていたが、口には出さなかった」と話した。
軍事評論家の福好昌治氏は「現実の最高機密情報に接していた人物の発言としては、あまりにも現実
離れしている」と言う。(谷田邦一)
ソース:朝日新聞[2009年3月22日3時0分]
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