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【書籍】 阿片戦争で日本は緊張、朝鮮は楽観~情報ルートが分けた「近代の分岐点」[03/20] - 暇つぶし2ch1:蚯蚓φ ★
09/03/22 22:09:04

「東アジア近代以降の三つの分岐点」ペク・ヨンソ、パク・フン、宮嶋博史著
「文明帝国で国民国家で」カン・ジナ著

URLリンク(image.chosun.com)
▲日本の明治時代の街道風景を描いた絵。日本は阿片戦争でイギリスが圧倒的軍事力で清を圧す
る様を目撃し、近代化を急いで東アジアで最も先に富国強兵に成功した国になった。

「どうして、我が国は亡び、強大国である中国は阿片戦争後没落の一途なのに、3国の中で一番、
遅れていた日本が明治維新を経験してから、今日のように力強い国になることができたのか。」

元老史学者キム・スンヨップ前高麗大総長は自伝的回顧録《チャンジョン(壮丁?)》で19世紀後半、
韓・中・日の異なった運命に対する関心が自分を史学に導いたと書いた。日本は近代化に成功した国、
韓国は完全失敗した国、中国は半分失敗した国という視点が長い間当たり前のように受け入れられ
てきたのは事実だ。

これらの本は韓・中・日3国が開港から1910年、1911年頃までどうしてお互いに違う道を歩くように
なったのかを比べた「近代の分岐点」シリーズ(全4冊)の一部だ。ペク・ヨンソ延世大教授は先に日本
を優等生、韓国を劣等生と付けた成績表が妥当なのか疑問を呈している。日本は成功したが、中国
と韓国は失敗したという説明方式は19世紀のパラダイムに過ぎないというのだ。

こんな問題提起にもかかわらず、韓・中・日3国が開港と近代化を推進する過程がどの様に異なり、
またどうして異なる結果をもたらしたかは相変らず関心事だ。

カン・ジナ慶北大教授は先に阿片戦争と開港をめぐる日本と韓国、中国の相反した対応を比べる。日
本の幕府指導部は1842年の阿片戦争でイギリスが圧倒的軍事力で清を制圧し、その結果、領土の
一部が割譲されたという情報を正確に入手して危機意識が高まった。幕府は西洋船舶に対する敵対
政策を撤回して、洋式鉄砲導入と蒸気船輸入など改革に取り掛かった。

朝鮮政府も阿片戦争に持続的に興味を持ち、情報を収集したが、イギリスの圧倒的優位と清の敗戦
事実は正確に伝達されなかった。情報の恣意的解釈と楽観論で危機意識が高くなかったのだ。この
ような違いは情報を入手する経路が違ったからという解釈が有力だ。朝鮮は戦争情報を燕行使を通
じて得ており、燕行使は清の敗北を中華意識に合わせて歪曲して伝達する中国官報に主に頼っていた。
一方日本はイギリスの植民地シンガポールの英字新聞を引用したオランダ書籍と戦闘地域と近い東
南地域の中国商人たちの報告書を総合して事態を把握したから、戦闘の実体をより正確に理解した
という説明だ。
(中略)
東アジアで一番先に富国強兵を果たした日本が侵略戦争で自滅し、列強の侵略で満身創痍になった
中国が侵略国という歴史的負担がなく、第3世界はもちろん世界のリーダーの位置もうかがうことを
勘案すれば、より長いスパンで近代100年を省察しなければならないという著者たちの問題提起は妥
当だ。世界第13位の経済大国に成長した大韓民国の成し遂げたことをみてもそうだ。

朝鮮と日本の近代をそれぞれ分析する《近代と植民の序曲》(キム・ドンノ著)、《天皇制近代国家の誕
生》(ハム・ドンジュ著)も同時に出版された。

キム・キチョル記者

ソース:朝鮮日報(韓国語) 阿片戦争以後…日本は緊張したし、朝鮮は楽観した
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