09/03/20 22:58:09
「侍ジャパン」の切り込み隊長イチローは、18日のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で韓国戦に敗れた後、
険しい表情で無言のまま球場を後にした。今大会初めてのインタビュー拒否だった。
イチローの昨季の年俸は1700万ドル(約16億円)と、韓国代表全選手の年俸の3倍を超える。
大物スター選手らしく、彼の発言は常に話題となる。3年前の第1回WBCでは、
「“向こう30年は日本に手は出せないな”という感じで勝ちたいと思う」と発言したかと思えば、
今回も韓国を逆なでするような発言を連発している。日本メディアからの「(韓国と)一緒に
アジアの野球を高めていきたいという意識はあるのか」という問いかけに対しては、
「ないよ、そんなの」と切り捨てた。また韓国と度々対戦することに関しては、
「別れた彼女と街中でまた会っちゃう、みたいな感じじゃないの」と冗談交じりに語った。
韓国のネットユーザーはこうした発言を繰り返すイチローに対して、
「減らず口を叩く癖を直す必要がある」と非難している。
しかしこうした快調なトークとは裏腹に、バットのほうはさっぱりだった。18日の韓国戦で4タコに終わると、
日本のメディアは「イチローが別れた彼女に引っぱたかれた。このままトンネルを抜け出せないまま、
連覇を逃すことになれば、“戦犯”となることは間違いない」と酷評した。
だがイチローは機会を狙っていた。19日のキューバ戦では、第3打席のバント失敗まで無安打だった。
だが第4打席で放ったゴロが一塁手の頭上を越える安打となった。9回にはセンターオーバーの三塁打を放ち、
青木の適時打でホームを踏んだ。この日はキューバ最後の打者がライトフライに終わり、ウイニングボールも
キャッチした。試合終了後は、「きょうの結果は天国行きか地獄行きかを決める試合。
天国に行けて良かった」と安堵した。
20日に行われる4度目の韓日戦は、両チームが準決勝で共に勝ち、24日の決勝戦で対戦する場合、
勝敗を決める重要な要素となる。イチローは第1回WBCの際も、1次ラウンドまでは13打数3安打にすぎなかったが、
2次ラウンドで11打数4安打、準決勝と決勝では9打数5安打と大暴れした。
韓国は、イチローのバットが再び火を噴く可能性に備えなければならない。
朝鮮日報 WBC:日本の要注意選手はやはりイチロー 成鎮赫(ソン・ジンヒョク)記者
URLリンク(www.chosunonline.com)