09/02/27 19:37:16 vngOBzEB
>>304>>309のつづき
一方で日韓両国を股にかける経営には有利な面もかなりあったらしい。
それは日韓の金利格差を利用することや、日本で流行ったものを韓国でいち
早く売り出したりすることだ。でも今後、日韓関係が悪化していくようならロッテ
も苦しい立場に立たされるのかもしれない。朴正煕も岸信介もいない今、
閉鎖的にならず、ロッテにはむしろ日韓の架け橋になって欲しいと感じた。
初めて重光に会った日、彼は2種類の名刺を手に持っていた。
「辛格浩」という名刺と、「重光武雄」という日本名の名刺である。
彼は一瞬ためらい。そして片方の名刺を差し出した。
(111ページ)
「在日」の英雄・ロッテ重光武雄伝―前川恵司 (文芸春秋1987年)
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