06/08/05 11:43:10 4yWpNn+O
>>704
今の世界の趨勢から行くと、むしろ田中監督のバレーが正統派でしょうね。
アメリカ・イタリアでのコーチ留学経験を活かして世界の最先端のバレーを直輸入した。
例えばサーブについては、ラリーポイント制が導入された際に世界はサーブで攻める方向に一気にシフト。
これに日本は遅れを取っていたけれど、田中監督の時に初めて本格的に強化した。
戦術としてはブロック重視、バンチリードブロックを基本にした。
スーパーエースは日本で育ちにくいポジではあるけれど、1人は育てた。
二段などの高いトスを打てる選手を用意した上で、攻撃の基本はセッターでは宇佐美、レフトでは細川に
代表される早い平行トスを基本にした。
そのために越谷のような守備のいい選手をレフトに入れた。
一方の植田監督が目指すのは日本独自のバレー。
サーブは、攻めるサーブで追いつくことをあきらめて確実性重視。
ある意味一気に昔がえりした。
あまり速いトスは打ち切れないということで、田中時代よりやや浮いたトス。
スーパーエースは一度は置くこと(育てること)自体をやめてしまった。
世界はやっているけれど日本人には難しいものは「日本人には向かない」ということで放棄。
あのバレーを正統派と呼ぶわけには行かないでしょう。