05/10/01 21:00:20 dWnqCCvT
漏れ昔日本一の強弓引き目指してる人をちょっと見たことがあるぞ。
本人が言ってたことじゃないが、他の人がそう言ってた。
弓はもちろん竹弓で、何分か分からなかったが、恐ろしく厚い弓だった。
三十三間堂で展示されてる堂弓くらいあったと思う。
弦は既製のじゃ間に合わなくって、しない弦という弓師が弓を張っておく
チョー太い弦を使ってたな。
矢も見るからに重そうな太いノの矢だった。
手の内は、角見だ、上押しだのレベルじゃないそ。
余りに握りが太く、弓が強いので当然形としてはベタの中押し。
射法は正面だったが、打ち起こしから大三は、ズバッと早く、
通常より広く取っていたな。
引き分けはさすがに弓力のため、分けるというより、大三をそのまま降ろしてきた、
というような感じで、通常の会の納まりまでは引き切れていなかった。
会の姿は、例の一貫流の様に、左肩が引いて下がり、右肩が上がった形になっていた。
懸手は一貫流の写真ほど引き切れていなかったが。
でも写真の弓はそれほど強弓でもなさそうだな。
強弓を引くと必然的に、一貫流のような姿になるのかも知れんな。
弦音は、弦がチョー太いので、「ボン」とか「ビョン」のような音がした。
矢勢は、矢が重く矢尺が短いにも拘わらず、異次元の矢飛びだったよ。
故あって、時、場所、人物、他諸々は明かせないけど、凄い人がいるものだ。
もう目にする機会はないけど、もう一度見ることができれば、もっと細かい所を観察するのだが。