07/01/14 20:22:15 GWk4FRJa0
>>840
事前の対応の兆しの会得を即す鍛錬方法が合気道の稽古として
どのように成立しているか知りたいという事ですね。
単純ですが難しい問いです。なぜならば、合気道の目的のような
ものですから。また、これはだれも教えてくれません。自分の心の問題です。
教えられた通りの事を繰り返した結果少しずつ磨かれてゆく感性です。
自他をコントロールするには、相手の不足を補い、相手と一つの体になることですから、
例えば、右を出したら右を出すあるは、右に開く事は同時に行われなければなりません。
(余談ですが、受けるとは左を出すという事ですから対立です。)
それを常に行うのが稽古の心の状態ということは、合気道では当然の事です。
しかし、この当然をすることが難しいという事です。
型稽古とは約束の上に成り立つ稽古ですね。
その約束とは、シナリオ内で起こる出来事の心を会得する事ですから、
安全な状況ではなく危険な状況想定であることはあなたの言うとおりです。
それを繰り返していると危険な行為とは何か解りますね。
当然、危険察知も同じだけ解ります。
兆しとは、あっ、ここに来るな…とか、蹴ってくるな…。とか単純な知覚です。
掴まれてから、あるいは、手が足がでてきてからでも、次ぎはここに来るな…。とか
そういう連続した直覚です。この感性磨きが護身の大前提でしょう。
実技はそれあっての実技です。