04/10/09 23:15:23 yOC1kYX1
ついに私の輝かしい2シーズン目が終了した。
輝かしい?
そう、イチが最多安打記録を破ったのだ!こんな嬉しいことはない。
チームの成績など、私にはどうでもいい。
青い鳥が神のごとく、光を放って世界の頂点に立ったのだ。
涙が出た。いつか抱きつきたいと思っていた願いもかなったし、何も言うことはない。
やりたいことができて、私は本当に幸福だった。
「だった」と書くのは、この至福のひとときも今シーズンで終了だからだ。
非常に残念なことに、私はどうやらクビのようだ。
フロントの連中は、今季の成績がお気に召さないらしく、最下位だと私を罵る。
だがちょっと、待ってくれ。
選手が限界の時を迎えたり、リトルリーガーより打てないのは私のせいか?
スピージオが1割目前だったり、ブーンがアル中なのは私のせいなのか?
ピッチャーのストライクが入らないのも、審判の機嫌が悪いのも私のせいなのか??
きっと、バナナが黄色いのも私のせいなのだろう。
ああ、シアトルの海が青いのも私のせいだ。
こんなチームに未練はない。誰のお陰で100敗しなかったと思っているんだ。
未練があるとしたら、イチの存在だ。離れたくない…。
永遠にあの天使を眺めていたい。これは私のライフワークなのだ…。
幸いなことに、私を監督として迎えてくれそうなチームがある。
そこにイチを連れていくつもりだ。
何なら、5人程度レギュラーをイチとのトレードで出してもいい。
明日は向こうのGMに会う。まず、これから話しを進めていこう。
シアトルのファンは好きだったが、私はイチを放さないよ。
また会えた時、君たちはペアの私とイチローに微笑むはずだ。待っていてほしい。
それまで、グッバイ。