07/12/04 21:43
(こちらは中部地方某県にある田舎町。ここに一人の男がいた。彼は小学生の時からずっと苛められてきた。
それは中学・高校、そして国家公務員に就職した後も変わる事はなかった。それでも彼は公務員として十年以上働いてきた。
だが、元々人付き合いが苦手で信用できる友達もいなかった彼にとっては職場は苦労の連続でトラブルが絶えず
あちこちをたらい回しにされた揚句、最後の職場で激しい苛めに遭い欝病になってしまった。
しかも、その診断を受けた病院で先天性の精神障害と診断された。
彼は３年近く休職をしていたが病状は改善されず、自ら退職せざるを得なくなった。
彼は実家に帰り両親と兄と４人で暮らす事になった。彼は間もなく作業所へ通い始める。
父親は既に定年退職をしていたが、事ある毎に彼に絡んだ。「お前は出来の悪いクズで生きててもしょうがない欠陥人間だ！」と。
間もなく母親が病死し、後を追うかの様に兄も急死してしまった。彼は父親と大喧嘩して家を追い出されてしまった。
彼は近くの川の畔に座り込んでいた。そこに何者かの影が迫る。
176:てすと
07/12/04 22:52
男：・・・・・・・・・お前は誰だ！？(そこに現れたのは”邪心”黒井ななこであった。)
”邪心”黒井：∠|(|/"ヮﾉ| ＜お困りの様ですな、お兄さん。
男：(後ずさりしながら)お前、俺に一体何の用なんだ！？
”邪心”黒井：∠|(|/"ヮﾉ| ＜・・・・・・・・・アンタを助けようと思ってね。
男：助ける！？何の話だ？
(”邪心”黒井は彼のパーソナルデータや生き様、男本人しか知らないはずの事まで話した。)
男：何で、そんな事まで！？どうやって調べた！？
”邪心”黒井：∠|(|/"ヮﾉ| ＜ あらかじめ調べなくても、あたしはアンタを見るだけでどんな人間か分かるんですよ。
177:てすと
07/12/04 23:22
(男を抱きしめる)可哀想に・・・人の何倍も辛い思いしはったんやね。人並みに色々出来る様に努力しても空回りばっかして。
自分の病気の事を解ってくれる人が誰一人おらんくて、それで益々他人が信用出来んくなって・・・(男が涙を流し始める)。
せやけど、あたしが来たからにはもう大丈夫や！そんな生活とも今日でオサラバ！大船に乗った気分でいて下さい！
178:てすと
07/12/04 23:45
(黒井が遂に邪悪な怨念を纏わせた斧を取り出した。)
”邪心”黒井：∠|(|/"ヮﾉ| ＜ さぁ、これを！あんたは十年以上、世間への復讐を考えてたんやろ！？今が、そのチャンスや！
男：・・・そうだな。俺はもう失う物なんて何もない。俺は悪魔になって自分をこういう目に遭わせた連中を片っ端から潰してやる！
(彼は斧を受け取り、殺気を伴った闇の波動に包まれ額に謎の模様が浮かび上がった。彼が”邪心”となった瞬間であった。)
男：・・・何て凄いパワーなんだ！！！(彼は父親のいる自宅へ向かった。)
179:てすと
07/12/05 00:38
(彼は自宅の玄関を壊し父親の元へと向かった。)
男の父親：いきなり何だ！？出てけって言ったばっかだろうが、この馬鹿小僧！！！
”邪心”となった男：・・・・・・・・・ああ、出てくよ。その前にやる事があってね。
(父親が彼に殴りかかるが右手を斧で粉砕される)
男の父親：ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！！痛ぇよ、痛ぇよぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ！！！
”邪心”となった男：俺の心の痛み、お母さんや兄貴がお前に味わされてきた心の痛みはそんなモンじゃねぇよ！！！
男の父親：てめぇは俺がここまでにしてやった恩を仇で返すのか！？
(左手で男を殴ろうとするが、こちらも斧で粉砕)
男の父親：てめぇみてぇな親不孝者なんか死んじまえ！！！
”邪心”となった男：死ぬのはお前だ、この最低親父！！！
(彼の父親は「子供なんか放っときゃ育つ」という考えだった反面、 中卒というコンプレックスがあり
自分の子供達は優秀な学歴の持ち主であるべきだと考え、それを押し付けてきた。
兄と違って自分の思い通りにならなかった弟を父親は激しく嫌っていた。
その癖「子供の為に自分が何かしてあげる」という発想がなく、自分が遊ぶ事しか考えていない男であった。)
180:てすと
07/12/05 09:39
男の父親：この野郎！！！
(男に蹴りを浴びせようとするが、かわされて両足を斧で粉砕。)
男の父親：誰かぁ！！！助けてぇ！！！殺されるぅ！！！
男：もう、これ以上時間は取れんから止めと逝くか。
(男は父親の首を斧で切断し即死させた。彼はこの時”心の闇”に染まった。)
”邪心”黒井：∠|(|/"ヮﾉ| ＜(自宅から出てきた彼を見て)どや？
男：(言葉遣いが変わる)この力は素晴らしいですよ、黒井様！！！
これなら何でも出来そうな気がしますよ！！！
？？？？：(?？?) ＜おや、黒井さん。新入りの方ですか？(二人の前に”邪心”言葉が現れる。)
男：貴女が言葉様・・・。
”邪心”言葉：l| "ワﾉl| ＜ようこそ、おいで下さいました(彼女は男に”心の闇”と”邪心の掟”について説いた)。
男：私は”大邪心様”とあなた方に感謝していますよ、フフフ・・・。
”邪心”言葉：l| "ワﾉl| ＜＠＠(男の本名)さん、貴方は今から”邪心”サターンと名乗りなさい！
”邪心”サターン：はっ！
(サターンというのは”邪心”言葉が彼の渾名から付けたモノらしい・・・彼の復讐劇はまだ始まったばかりであった。
彼は今も続々と生み出されている”邪心”達の”一人”に過ぎない。それは今の世の中の荒み具合を象徴しているかの様だった。)
181:test
07/12/05 12:52 cQVWQv2s
粉砕→切断
お前なんか生まれて来ん方が良かった！！！
お前がいなけりゃ俺はもっと遊べた！！！
男：自分が遊びたけりゃ子供どころか結婚なんかするなよ。
母さんに「俺と結婚してくれなきゃ死ぬ！」とか言っときながら女遊びを繰り返してた愚か者め！
182:名無しさん＠お腹いっぱい。
07/12/05 21:12 KPlu9xZ.
鶴屋さん崇拝者A＜（小声で）今火消し工作を行っていますのでご安心ください。
ハルヒ：从(l| ﾟ -ﾟﾉﾘ＜（小声で）頼んだわよ。 鶴屋さん崇拝者A＜（小声で）ハッ！
（連絡役が会議している部屋から出ると・・・・・・）
鶴屋さん崇拝者A＜こっちはどうだ？
鶴屋さん崇拝者B＜思った通りだ、るい嬢の噂が出回っている掲示板からの発信源だが、犯人は
プロバイダーを変えてIPを偽装しているが同じパソコンから発信されている。
（ハッキング技術に詳しい鶴屋さん崇拝者の１人がるいの噂を流している１人のユーザーを突き止めた！）
鶴屋さん崇拝者A＜つまりるい嬢の評価を落とそうとしている者の自作自演工作だったって訳だな。
鶴屋さん崇拝者B（ハッカー）＜（拠点地のメールアドレスと電話番号がカキコされている掲示板の画面を見せると）
ああ、カキコした時間からしてこのレスに釣られた”ネットイナゴ”達が他の掲示板にコピペし、
そのレスを見た他の”ネットイナゴ”が勢いのままにメールや電話を掛けているようだ！
鶴屋さん崇拝者A＜電話の着信記録からも同じ番号が多数ある、メールアドレスからも同じアドレスのモノもある。
（拠点地内への電話やメールは非通知を遮断する”非通知拒否”を取っている）
鶴屋さん崇拝者B（ハッカー）＜今（掲示板の）サーバーをハックし管理者が削除したように工作している所だ！
（ハッカーの鶴屋さん崇拝者はもの凄い勢いでキーボードを叩く、するとるいの噂と拠点地の番号とアドレスが
カキコされているレス・スレが次々と削除されていく、どうやら他の住人はスレ一覧の表記から管理人が削除に動いた
と見て撤退を始めている様だ・それに伴って抗議の電話とメールも徐々に減っていく）
鶴屋さん崇拝者C（鶴屋さん崇拝者Bに弟子入りした見習いハッカー）＜こちらも完了しました！
（他の掲示板の火消し工作を終えた鶴屋さん崇拝者CがBに伝える）
鶴屋さん崇拝者B（ハッカー）＜良くやった！あとは発信源のIPにウイルスを送り、サーバーを元に戻すっと！
（サーバーにるいの情報がカキコできない様な細工を施すとハッキングする前の状態に戻す、本来の管理人でさえ
ハッキングされている事に全く気づかないほどハッカーの腕前は巧妙だ）
鶴屋さん崇拝者C（鶴屋さん崇拝者Bに弟子入りした見習いハッカー）＜例のIPをウイルスの感染に成功しました！！
（大型画面（WQXGA）に犯人のパソコン画面（解像度からしてSXGA）と思われるデスクトップ画面が表示される、
ショートカットアイコンが画面一杯に乱雑している事からも機械に疎い事が分かる、しかもウイルス駆除ソフトを
入れていない事も分かる）
鶴屋さん崇拝者B（ハッカー）＜おっ、あったあった！！
（HDD内に犯人が仕事上で使うと思われる会社の事務ファイルを発見する、中身を見ると個人情報が記載されていた）
鶴屋さん崇拝者B（ハッカー）＜なるほど＠＠＠＠（ファイルに記載されていた名前欄から推測）と言うのが犯人だな。
ならこいつの情報を公開するか！！
（ハッカーの手によって犯人の情報が公開されていく、更に・・・・・・）
鶴屋さん崇拝者C（見習いハッカー）＜バイダー（プロパイダーの事）も契約停止処置を執ったようです！
（犯人のPCに送られてきたメールは通信停止を知らせる内容であった）
鶴屋さん崇拝者C（見習いハッカー）＜後は適当にファイルを削除しましょうか？
鶴屋さん崇拝者B（ハッカー）＜好きにしろ。
（その後犯人がどんな破滅を迎えたのかは知ることではない・・・、バタリっと抗議の電話やメールは沈静化し
予定通りるいの正式参入に動く事が出来たのである、無論ハルヒ達にはその事を知らされる事はない）