08/05/06 22:53
>>448 事例として載っているものを列挙してみました。
(1) コロラド州デンバーでの地下への廃液注水(計60万トン)
1962年3月に地下注水開始 → 4月から地震発生。
1963年9月に地下注水を中止 → 10月から地震は急減
1964年9月に地下注水を再開 → また地震が再発
1965年4~9月は注入量を増大 → 地震回数も増加
1965年9月に地下注水を終了 → 11月には地震はなくなった
・80年間地震が全くなかった場所。多くはマグニチュード4以下だが、5を越える大きさのものもあった。水圧を上げれば上げるほど(最大70気圧)地震回数も増加した。
(2) コロラド州レンジリーの油田井戸への注水実験
・注入→地震の数は月に十数回に増加、逆に汲み上げると→地震回数減少
(3) 長野県松代町での注水実験
・14気圧で注水→小さな地震を確認
(4) 米国フーバーダム
・1935年に貯水開始→翌年から地震増加
・1940年には周辺で過去最大のマグニチュード5の地震発生
(5) アフリカのローデシアとザンビア(ジンバブエ)の国境のダム
・1958年貯水開始→地震急増。2000回以上発生
・1963年満水→マグニチュード5.8の大きな地震発生
(6) ギリシャのクレマスタ・ダム
・1965年貯水開始→4ヶ月後に地震急増、7ヶ月後にマグニチュード6の地震発生。
(7) 旧ソ連のタジキスタンのヌレクダム
・貯水開始→地震増加
(8) 中国広東省の新豊江ダム
・1959年貯水開始→地震増加、1962年マグニチュード6.1の地震発生
・10年で地震の数は25万回にも達した。
(9) インド西部のコイナダム
・1962年貯水開始→地震発生
・1967年9月 マグニチュード5を超える地震2回、1967年12月 マグニチュード6.3の地震発生
・その後もマグニチュード5を超える地震が数回起きているが、ダムの水位が1週間あたり12メートル以上と急激に上がった時と一致
・雨が降ると小さな地震が増加
(10) 大西洋のアゾレス諸島(火山島)
・ここでは雨が降ると約2日後に被害は起こさないが人間が感じる程度の地震が起きる