08/05/05 03:39
>>437
自己レスで補足です。
私は兵器とかには全くの素人ですが、純粋水爆については以下のように理解しています。
純粋水爆というと胡散臭い話に聞こえますが、原子力が開発された初期の頃から想定されている「中性子爆弾」に近いものだと思います。
まず、原爆と水爆は以下のように仕組みが異なります。
原爆：核分裂反応（ウラン等の分裂する時に発生するエネルギー）
水爆：核融合反応（水素を融合させてヘリウムを作る時に発生するエネルギー）
原爆はある濃度以上の核分裂物質(ウラン等)を一定量以上集めるだけで起爆する。
原子力発電所で制御棒という核分裂の抑止剤が抜けると暴走が起こるのと同じ。
ウランを濃縮するのはタイヘンみたいですが起爆自体は簡単。
水爆も原理としては水素を圧縮するだけで爆発する筈。
一見、簡単に見えるが、核融合を引き起こすためには超高温・超高圧が必要で、これがタイヘン。
この超高温・超高圧を作り出すため、今までの水爆には起爆装置として原爆が使われている。
つまり、水爆材料の周りに原爆を配置し、原爆を爆発された時に発生する超高温・超高圧で水爆を起爆する。
要するに、「純粋に水爆だけ」という訳には行かず、どうしても原爆とセットにして使うものだった。
純粋水爆とは、起爆に原爆を使わず純粋に核融合反応だけを起こさせる爆弾。
原爆を使うと、核分裂で発生した放射性物質が大量にばら撒かれてしまう。
しかし、純粋水爆では、超高熱と強力な中性子線が破壊力の中心であり、放射性物質は付随的に発生するだけ。
環境への影響が限定的で、人やら物だけを破壊できるので「クリーンな爆弾」というジョークのような名称でも呼ばれていた。
9.11崩壊現場の状況から、この純粋水爆がビルの地下に仕掛けられ、上に向けて熱線と中性子線が出るようになっていたのでは、
というのが、9.11の純粋水爆疑惑。