07/12/13 20:22
■「人類社会」の定義はダーウィン説によって
決定的に阻害されている■
<人類の定義はダーウィン説からは独立です。定義がしたければ誰
でもすればよい。人類の定義がダーウィン説によって阻害されている
という事実はありません。>
人類の定義は今のダーウィニズムでもしています。(ヒト科の
動物)。しかしながらこれは「ヒト種」の定義ではありません。「ヒト
種」であるなら「交配上のルール(MPR)を共有する繁殖集団」
(=交配集団)ですから、「人類社会」と呼べる。ところが「ヒト科の
動物」では猿人から原人、新人といった類型学的種の寄せ集めを指し
ますから「交配集団」で括ることはできない。したがってダーウィニ
ズムの人類では「人類社会」という概念は出て来ないわけです。
そもそも、ダーウィンの自然選択説自体、種を定義せずに「種が変わる
こと」を説明しようとした本末転倒の理論です。雄も雌も関係なしに
個体間の生存競争をしたら、「交配集団」など維持不能です。実際の種
を観察すれば、ヒトも含めて、同種同性間(多くは雄同士)の交配をめ
ぐる競争しか観察できません。もちろん個体間の生存競争では各個体が
共有する集団ルールが無く、「社会」とは呼べるはずがない。
■■■よって、「人類社会」の定義はダーウィン説によって
決定的に阻害されていると言えます■■■■