07/09/17 05:36 HT5TgLDU
>>454
日本語メチャクチャで、何を言ってるのかよくわからんが、明らかな間違いだけ、いくつか指摘しておく。
>財閥に十分な資産を築かせることのできるだけの
>市場操作ができる。
オサマの父親はイエメン出身のサウジアラビア人だが、彼はサウジのファイサル王と懇意になることで、サウジの公共事業を一手に受注していた。テロ活動で資産を築いたのではない。
911の直前、アメリカン航空のプットオプションが異常に増えたことから「テロによる市場操作」なんて発想をしたのだろうが、そんなものでは巨大な資産を築くことなどできない。
テロが「民族的ビジネス」になったこともない。80年代アフガンでのオサマの資金源は、レーガン政権が予算をとった巨額の「対ソ工作資金(原資は米国民の税金)」と、サウジや世界中から集まる「反共寄付金」だった。
同じ構図が90年代以降のオサマにもあてはまる。ただ、ソ連崩壊以降「反共」で金を集めるのは難しくなったので、看板を「反米」に掛かえただけ。相変わらずCIAやサウジ王族からの裏資金は続いていた。
>CIAの指導するソ連への抵抗にはオサマ・ビンラディンもかかわって
>いたはずだろ。
アラブアフガンズは戦局にほとんど影響を与えていない。抵抗の主体はアフガンのムジャヒディン組織だ。米国はムジャヒディン支援のためにイスラム共同体の連帯感を利用したが、アフガンにイスラム主義政権が出来上がることは避けたかった。
オサマはアラブアフガンズを「英雄」に祭り上げるための単なるイメージキャラクターである。その高貴な風貌と、資産家の御曹司という地位がCIAのシナリオに適していただけのことだ。
ちなみに80年代にも「アルカイダ」は存在していた。ただそれは組織の名前ではなく、アラブアフガンズの給与台帳(=データベース。これにCIAがアラビア語で「台帳」を意味する「アル・カーイダ」と言う名前をつけた)のことである。