06/09/16 09:17
「目先の28億円にこだわり2340億円失った北朝鮮」
米国が「北朝鮮がマカオ所在のバンコ・デルタ・アジア(BDA)銀行を通じて偽ドル札を流通させて
いる」と公式発表して以来、今月15日で1年になる。
さまざまな波紋を呼んだ同発表は北朝鮮の対外金融取引に大きな影響を与え、北朝鮮はこれを理由
に6カ国協議への参加を10カ月間にわたり拒み続けている。
▲四面楚歌の北朝鮮
BDAに対する措置が講じられて以来、米国が全世界の金融機関に対して北朝鮮との取引を行わないよ
う求める警告メッセージを送ったことを受け、各国の金融機関は北朝鮮との取引を中止した。
今年1月にスイスのクレディ・スイス銀行が北朝鮮との新規取引を中断したのを皮切りに、2月には
韓国の外換銀行などもBDAとの取引を中断している。7月にはシンガポールの3大銀行の一つが北朝鮮
との金融取引を中断する意向を固めている。
これに対し、北朝鮮は「制裁を受けている状態で会談には応じられない」とし、BDAに対する金融制
裁の解除を6カ国協議への復帰の前提条件としているものの、米国はこのような北朝鮮の主張を横目
にむしろ対北圧力の水位を高めている。
北朝鮮は金融口座をベトナムやヨーロッパなどに移しているものの、米国の追跡は避けられない見通
しだ。
北朝鮮の外務省スポークスマンは先月末、「米国がベトナムなどの東南アジア諸国にわれわれとの金
融取引を中止するよう求めたことで、東南アジア、モンゴル、ロシアなどの約10カ国がわれわれの口
座の調査に乗り出した」と責め立てた。
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