05/07/11 01:09
【カンヌ=田中誠】南フランスで開催されている第58回カンヌ国際映画祭で12日夕(現地時間)、
最高賞のパルムドールを競うコンペティション部門に出品されている小林政広監督の「バッシング」が
公式上映された。
自衛隊の撤退を要求したイラクの人質事件をヒントにした作品で、帰国後、周囲から様々な
嫌がらせを受け、追い詰められていく日本人女性が主人公。
上映終了後、作品を称賛する拍手を浴びた小林監督は、「海外のメディアには、日本でこのような
“バッシング”があったことが不思議なようだ。観客に理解してもらえないのではという不安もあったが、
反応はそれほど悪くなかった」と、安堵(あんど)の表情で語った。