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核重視の米政権を非難 史上初の原爆実験参加者
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【ワシントン15日共同】1945年7月16日に米ニューメキシコ州アラモゴードで
行われた史上初の原爆実験から60年になるのを記念して、実験に関与した
科学者11人が14日、ワシントン市内でシンポジウムを開催、核戦力を依然
重視するブッシュ政権の不拡散政策に非難の声も上がった。
米国の核管理・維持を所管する核安全保障局のブルックス局長は基調講演で
「悪が依然存在することを認識しなくてはならない」と述べ、北朝鮮など「ならず者
国家」の抑止には核が必要との認識を表明。また「冷戦の遺産である現在の
備蓄核は不適切だ」とも強調し、耐久性が高く安価で製造しやすい新しいタイプの
核の開発を模索していく考えを示した。
これに対し、原爆の威力を測定する計器の開発に携わったパノフスキー・スタン
フォード大名誉教授は「圧倒的な軍事力を使おうとする米国は、弱小国に核保有の
動機を与えかねない」とし、先制核攻撃の選択肢を温存するブッシュ政権を批判した。
(共同通信) - 7月15日16時45分更新