04/07/27 06:03
「放置の遺骨、安らかに」 被爆者団体が似島で献花
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広島県原爆被害者団体協議会の金子一士理事長(78)ら役員3人が26日、
被爆者の遺骨が相次いで発見されている広島市沖の似島を訪れ、発掘現場
近くにある慰霊碑に花をささげ、発掘の様子を見学した。
献花の後、金子理事長は「59年も遺骨が放置されてきたことは許せない。
『(今回発掘された原爆死没者に)安らかにお眠りください』とお祈りした」と語した。
同協議会は「似島にはまだ数千人の遺骨が眠っているはずだ」として、今後、
当時の状況を知る人から独自に聞き取り調査する。その上で発掘作業を
続けるよう広島市に要請する方針。
似島の臨時救護所には原爆投下後、市内から約1万人の被爆者が運ばれた
が、多くの人が亡くなり埋葬された。広島市は33年ぶりに今年5月末から
発掘調査を開始。これまでに76人分の遺骨が発見されている。