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◆米国会議員が統一教会文鮮明の戴冠式に参加していた
統一教会(正式名世界基督教統一神霊協会、国内団体呼称は統一協会)創始者文鮮明(Sun Myung Moon)とその妻韓鶴子(Hak
Ja Han)が、3月23日に米国ダークセン下院オフィスビルで、米国下院議員を集めて戴冠式を行っていた、というのだ。
Salon.comの記事"Hail to the Moon king"だが、このタイトルがふるっているので、私がわかる限り少し補足しておきたい。
"Hail to"は古い英語の言い回しならHail to you.(ようこそ)とかHeil a waiter(ウエイターを呼べ)みたいなのもあるが
、現代的に連想されるのは、"Heil Hitler"(ハイル・ヒットラー)だろう。つまり、the Moon kingに忠誠を誓うということ
だ。で、the Moon kingだが、直訳すれば「月の王」だが、これは文鮮明の文(Moon)を月に見立てた洒落だ。月のラテン系の
語彙lunaticには「精神異常」の意味があるがMoonにも多少その含みは反映しているだろう。まとめると、タイトル"Hail to
the Moon king"には、文鮮明を王として忠誠を誓う下院議員(衆議院議員相当)のおぞましさのトーンが秘められている。
私としては、統一教会という問題もだが、文鮮明の強力な支援者である下院議員Danny K. Davis, D-Illが関わる"Ambassado
rs for Peace"によるエルサレム・ツアーに関心を持った。まだ十分に調べていないのでハズシかもしれないが、先日NHK特集
「エルサレム」で見た、米国エバンジェリック(福音派)のエルサレム・ツアーはこれではないのか? だとすれば、こいつ
らが、パレスチナ問題を一層複雑にしているように思えるのだが。
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